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ホンダスポーツカー戦略が変わる!S1000は別企画で動き出す。S2000後継車は大丈夫か?早くもNSXの次の計画が浮上 

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過去にはホンダはスポーツカーで大成功を収めた事はないが、今後「成功」するスポーツカー作りのため、新たな体制作りが行われる。そこから誕生するのは・・・

通常、株主総会終了後の7月頃行われる年央会見と業績が確定する12月~1月頃の年末、年始会見がホンダの社長会見だが、今回は異例とも言える2月24日、八郷隆弘社長が今後の事業展開などについて報告した。

今回の会見の骨子は大きく分けて三つ。一つはグローバル6極体制での四輪事業の方向性について。二つ目が「HONDAらしい新しい価値の創造」。三つ目はモータースポーツについてだった。このうちモータースポーツに関しては目新しい発表はなく、実質的には4輪事業の方向性がメインとされていた。

2年以内にシビックを日本導入することなど、新たな動きも見られるが、中でも「モデル開発と組織の変更」が注目される。当然、今後のホンダから生まれる車が大きく左右される問題でもある。

ここしばらく続いてきたマーケティング中心のクルマ作りから、開発の現場がクルマ作りに注力する新しい体制とすることでホンダらしさを取り戻すという。前日23日の役員人事で組織体制の一新が発表されている。四輪事業本部長の松本宣之専務執行役員を4月1日付けで本田技術研究所社長兼務とし、併せてホンダ本社のF1担当役員としてF1を統括する事になった。いわば責任の一本化で、研究所で開発したF1は、本社たるホンダでも一貫して責任の所在を明確にするということだ。

今回の組織改革について、あるホンダ関係者が説明する。S660は1人の現場の若いエンジニアが理想とする車を、会社が一体となって作り上げ、販売も協力した。こうした成功体験を今後の車で作りに行かしていこうというシステムに変更するということらしい。

しかし、新しい体制では既に現在進んでいる研究、開発が大きく変わることもあり得る。S1000もS660からの発展ではなく、まったく新しい方法論に切り替わる可能性もある。

S660の派生ではなく別の計画を!

2月に行われたあるイベントで、開発責任者の椋本陵ラージプロジェクトリーダー(LPL)もS660の発展形として、よりハードな走りをイメージさせるスポーツモデルに対しては懐疑的だった。ほかのホンダ関係者も、S660のスタートは「ゆるスポーツ」。椋本LPLがめざした方向性はそうした方向だったが、実際のS660の運動性能を高めたのは、ホンダブランドとして、そうあるべきとほかのエンジニアが作り上げたと指摘する。

つまり、S660の発展形は本田技術研究所の研究課題としてはあるものの、製品化までとなると今回の組織変更で遠ざかったかもしれないという。理由は責任の所在という点で、ベースモデルを手がけたS660の椋本氏が最終的に1000ccくらいまでのパフォーマンスを持ったスポーツカーを想定していれば別だが、それがなければ難しいというわけだ。

だが、別案件でほかのグループが研究開発しているものが飛び出てくる可能性もあり、トヨタが入門用FRとして開発中のS-FRのようなリッターカークラスのスポーツモデルも充分ありえる。

これまで、トヨタとホンダは同ジャンルの車で数多く競合してきた。デビューするタイミングも近い。ハイブリッドも初代インサイト、プリウスがそうだったし、最近のFCVもそうだ。同じように、この1000ccクラスの入門用FRが同時期にあっても不思議ではない。

本田技術研究所で椋本氏と同じようにコンパクトなFRを提案、今後量産車まで発展することはある。特に八郷社長がイメージする、マーケットインだけではなく、こうした作り手の情熱が車を左右するスポーツモデルの場合、プロダクトアウト的な手法の方が成功する場合が多いことは、S660の例を出すこともなく明らか。

ホンダには開発中のターボがある。基本はベーシックモデル用のダウンサイジングターボながら、コンパクトなFR用のユニットなら、そのままでも十分にパワフルだ。マツダのロードスターが「パワーを使い切るたのしさ」をアピールし、初代のイメージを復活させたが、ホンダまさにS500から始まるS800などの痛快なスポーツモデルに打って出ることもあり得るわけだ。

S2000後継車よりもSUV?

それだけではない。シビックタイプRの2Lターボをミドシップに積むとされるミニNSXことS2000後継車も変化があるかもしれない。ヨーロッパのホンダ関係者から流出したと言われるモノクロの空力リサーチ用イラストについて新しい証言があった。ある関係者はS2000後継車というか、ミニNSXというかは、まだ計画はフィックスしていない、と説明する。

ヨーロッパのマーケティング部門はF1をやるなら、ポルシェボクスタークラスのスポーツモデルがホンダのブランディング上あったほうがいいと言っているという。しかし、まずは欧州で主流になりつつある、ヴェゼルより上級、CR-VよりもスポーティなSUVに期待しているという。

そのためにS2000後継車よりもSUVの開発を先行させる可能性が高くなったというのだ。確かにBMW、メルセデスベンツ、アウディがスポーティなSUVに力を入れ、成功しているし、ポルシェも比較的大きいマカンで台数を稼いでいる。その点でホンダとして、早急に手を打ちたいのはこのSUVクラスではないかというわけだ。

早くも次のNSXのプランが・・・

ホンダにとって1台のスポーツカーの未来にも課題が出ている。次のCR-Zだ。八郷社長は会見の中で、電動化に関し、PHVをはじめ、2輪や汎用品まで含め、広く推進していくことを表明している。CR-Zはハイブリッドスポーツとしていち早く電動化とスポーツを組み合わせたが、セールス的にうまくいっているわけではない。

次に繋げるにはまったく新しい分野のスポーツカーとするか、現行モデルとは違った新たな魅力を備えるしか道がないのではないか、というのが関係者の言葉だ。ただ研究は続けていて研究所もホンダ本社に提案しているのだという。

そこで期待されるのが、4モーターのEVスポーツだ。すでにテスト車もあり、先進技術の試乗会で多くのジャーナリストを乗せているが、時間はかかるものの、CR-Zの次期モデルとして最も近い位置にいるのがこのEVスポーツではないかという。さらに驚きの情報の一部を紹介しておくと、早くも次のNSXプロジェクトの調査が始まっているという。

ニューNSXは、まだ日本に導入される前の段階だが、研究所の首脳の中には、今回のモデルに納得しておらず、電動化を否定するわけではないものの、V6ターボとモーターの組み合わせには賛同していないという声もある。

世界的な趨勢としては電動化したPHVのスーパースポーツをポルシェもフェラーリも送り出しているが、相変わらずV10やV12と言ったエンジンオリエンテッドのスーパースポーツは熱狂的に受け入れられている。

そうしたジャンルでホンダらしい世界トップレベルの燃費と性能を両立したスポーツカーにチャレンジするべき、という考え方もあるという。「素性」のいい軽量で、しかも燃費のいいスーパースポーツを提案するべきで、電気は安全性を高めるための制御に使い、走りはあくまでもエンジンが主体。場合によってはEVモード専用のバッテリーでPHVということもあるだろうが、そうした「HONDAらしさ」を八郷社長と本田技術研究所の松本社長はスタートさせるのだろうか?今後に注目だ!

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