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次期レクサスGSがスゴイ

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今や日本国内において、日本メーカーの高級車市場は壊滅的な状況にある。これまでトップだったVWを抜いた好調なメルセデスベンツ、そしてBMW、アウディ、ジャガーといわゆる高級車に太刀打ちできるのはクラウンしかないのが実情だ。

確かに、このジャンルでは販売台数がそのまま車の評価につながるわけではないが、クラウン以外の日本車は苦戦しているのは間違いない。理由として性能や品質ばかりではなく、メーカーのイメージを牽引するブランド力が弱く、そのイメージリーダーカーが存在していないということもある。

例えばレクサスであればLFA終了後はLSしかなく、日産はGT-R以外はシーマ、フーガしかない。フラッグシップの存在はあってもブランド力を見せるイメージリーダーがない。その点で海外ブランドには、頂点に降臨する明確なモデルがあり、そのブランドの存在感がある。

そうしたなか、今年の1月のデトロイトショーで公開されたインフィニティQ60、日本名スカイラインクーペとレクサスLC、ソアラ後継車はブランド力を高める効果が期待されている。

LC500は開発中のSCと統合されたため、SCは上級モデルに移行し、今回のLCに発展したが、このLCにはスポーツユニットの5L、V8ユニットが積まれる。

V6、3.5Lハイブリッドもあるが、LCのネーミングの由来であるラグジュアリークーペという点から言っても、上質なV8モデルがメインとなる。

デトロイトショーで公開されたもう一台のQ60、スカイラインクーペも日本車として久々の400ps級、上級スポーツクーペとして注目できる。特に北米マーケットが主力となるが、新しい3L、V6ツインターボユニットは、スペックから言って、ようやくスポーツメーカーのBMW M、AMGに追いつける水準のパフォーマンスを得た。

今後、この日産の3L、V6ターボだけでなく性能と燃費を両立するスポーツモデルは当然増えてくる。しかもZやGT-Rのようなミドルサイズサルーンや上級スポーツクーペなどにも拡大する。

 

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トヨタも400ps級ターボを開発中

このエンジンの開発呼称は943F。トヨタのV8エンジンに代わるダウンサイジングターボながら、パワーは400psを突破、最大トルクも50kgm近く発揮するユニットとなる。

当初は今年秋に市販されるLCに搭載することも計画されたが、間に合わず、来年登場する次期LS(開発呼称200B)から積まれることになる。車重のあるLSのベーシックエンジンとしてこのV6、3Lツインターボがまず設定され、18年のGSではスポーツユニットとして導入されることになる。

いわば、現行のGS Fの心臓部がこのV6、3Lツインターボとなる可能性が高く、次期GSでは重量のある5L、V8の2UR-GSEから、新開発のV6エンジンにシフトし、燃費とパフォーマンスを狙うことになるわけだ。

GSにはこのほか、V6、3.5L+モーターのハイブリッド、直4、2.5L+モーターのハイブリッド、それに直4の2Lターボが加わる予定だ。つまり、GS FがV6、3Lターボで、それ以外のラインアップは2種のハイブリッドと2Lターボとなる予定。

LCからは新しいFR用のTNGAのプラットフォームとなり、LS、そしてこのGSも同様にまったく新しい専用シャシーとなり、エンジンだけでなく、トータルで車の品質が向上する。さらに3Lターボを積むGS Fにはサスペンションにも新しいシステムを導入し、スポーツサロンとして世界のトップレベルの実力を身につける事をねらうという。

そして、GSトータルとして、自動運転に対応した新しいデバイスを装備し、レクサスブランドが技術の最先端をいくイメージリーダーとして世界に問うことを目標としているということだ。

走りの性能と燃費性能、安全性、そして最先端の自動運転技術の導入、これが次期GSに与えられ、しかもそれがすべて世界のトップレベルと言うからすごい。スカクーやLCの日本導入も間違いないか、次のGS、LSも目が離せない。

次期GSF予想諸元

全長☓全幅☓全高(mm) 4950☓1880☓1430
ホイールベース(mm) 2880
エンジン V6、DOHC
ツインターボ、3000cc
エンジン最高出力(ps/rpm) 420/6000
エンジン最大トルク(kgm/rpm) 45.0/2000-4000
JC08モード燃費(km/L) 10.0
価格 1100万円

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