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セレナvsノアvsステップワゴン対決!NEWセレナはライバルをリードしたか?

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話題のプロパイロットをひっさげ、新型セレナが華々しくデビュー!永遠のライバルたるノア/ヴォクシー/エスクァイア、ステップワゴンとの戦いはどうなるか?

ドライブフィールはどうなんだ?

セレナ

乗用域でのドライバビリティはステップワゴンには及ばないもののまずまず。アクセルを深く踏んだ際の動力性能もこのクラスのミニバンとしては平均的だが、回転数が高まってもエンジン音は不快ではないレベルに改善された。

ハンドリングはパーキングスピードでは非常に軽いステアリングながら、スピードが上がるとしっかりとした重さがあり、安定感も申し分ない。先代モデルに対して全体的に大幅な良化が確認できた。

ステップワゴン

最大の美点は1.5Lターボエンジン。常用域ではターボラグが無く2.4L NA級に迫るトルク感で非常に運転しやすい。

回転フィールもこのクラスのミニバンとしては群を抜いてスムーズで上質な点も高く評価できる。ハンドリングは3台の中では若干ロールが大きいが、全体的には大きな魅力も不満や問題もなく、標準的な仕上がりと言える。

ノア

ハイブリッド、2Lガソリン共に動力性能は標準的で、ドライバビリティも問題ない。ただ2Lガソリンは4500回転以上のうるささが気になる。

ステアリングの重さは常時軽めではあるが、操作に対する反応は正確で運転しやすい。またノアは、スポーツブレードになるとハンドリングと乗り心地はかなり上質なので、予算があればそちらを選ぶのもいい。

 

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2列目シートの居住性は?

絶対的な広さは3車ほぼ横並びと思われます。

セレナ

シートの厚みがあり、座り心地は良好。キャプテンシートの設定はないが、その代わりに2列目中央席を移動できる機能があり、キャプテンシート的な座り方、使い方が可能な点は便利だ。

ステップワゴン

座り心地は可もなく不可もなくといったところで、セレナと同様にテーブルやサンシェードも備える。弱点はキャプテンシート仕様でもシートベルトがピラーにあるので、セレナやノアのようなシートに埋め込んだタイプに比べると使いにくい点。

ノア

座り心地はステップワゴンと同等。キャプテンシート仕様だと超ロングスライド機能や2列目を横に動かせる機能を持ち、バラエティに富む。ハイブリッドはキャプテンシート仕様のみの設定となる。

3列目シートの居住性は?

3列目の座り心地や居心地は予想外に大きな差があった。

セレナ

座面の厚みがあり、背もたれも長いので座り心地は3台中1番。3列目の前後スライド機能があるので、3列目とラゲッジスペースの広さを配分出来る。グレードによるが、3列目の乗客用のテーブルやUSB電源、自動ドアのスイッチがあるのも便利。

ステップワゴン

セレナとは対照的に座面が薄く、背もたれも短く、座り心地は最下位。ただ3列目シートが横方向には広く、見晴らしが良い点は評価できる。

ノア

座面は薄いが、背もたれの長さは十分確保されているので、座り心地はセレナとステップワゴンの中間で、過不足ないといったところ。

 

これだけの差が出たのは後述する3列目シートの収納の容易さ、また、それと関係するラゲッジスペースの広さとも深く絡んでおり、そこも興味深かった点だ。

 

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3列目への乗り降りが楽なのは?

3台とも3列目にアクセスするために2列目を倒す作業はレバーを1回引くだけなので同じかと思いきや、そうではなかったことに驚かされた。

というのはスライドドアを開いた開口部の広さに違いがあるからで、3列目へのアクセスのしやすさもこの開口部の広さに比例していた。

3列目にアクセスしやすいはステップワゴン、ノア、セレナの順で、3列目を使う頻度が高い人にとっては重要なポイントとなりそう(3列目を使うことが多いなら、3列目の快適性も重要なので、悩ましいところではあるが)。

3列目の収納が楽なのは?

この項目は面白いほど差が出た。総合的に見て3列目の収納が一番容易だったのはステップワゴンで、慣れればワンタッチと言えるほど。

その代わりにラゲッジの床下収納が無く、3列目を設置する際の背もたれを戻す時に、少し腰が疲れるという弱点もある。

2番手のノアは背もたれを前に倒しレバーを引くと一発で画面の支柱も倒れながら軽い力で跳ね上がるのは感動もの。

跳ね上げたシートの固定もパチンとできるのも素晴らしく、シートの設置もしやすい。セレナは操作性自体はノアとそれほど変わらないが、シートの固定も含め全体に力が要る点で大減点。後発なのになぜノアを参考にしなかったのか不思議に感じる。

ステップの高さに差はあるのか?

キャビンにアクセスするために踏むステップの高さは乗降性に密接に関係し、小さな子供やお年寄りにとっては重要なチェック項目だろう。

乗降性ナンバーワンはノア。ステップまでの高さがステップワゴンより1cmではあるが低い以上に、アシストグリップが大きく持ちやすく、また、低い位置にチャイルドグリップと呼ぶ子供用のアシストグリップも備える点も加味した。

2番手はステップワゴン。3番手のセレナはステップ1段目の高さはノア、ステップワゴンと遜色ないものの、もう一段踏まなければならないのが残念。

これはプラットフォームを05年登場の先々代からキャリーオーバーしている悲しさだろうか?オプションでサイドシルから出てくるステップがあるが、これを付けると階段のようになるのはちょっと考え物かもしれない。

ラゲッジまでの高さに差はあるのか?

3台とも十分に低いが、やはり若干の差はある。ラゲッジ開口部までの低さはバックドアの長さと反比例のような関係があるので「バックドアが長いと開けにくい事がある」という場面を防ぐのに、セレナとステップワゴンが工夫をしている理由もよくわかる。

1、2、3列目の乗り心地はどうか?

セレナの乗り心地はテスト車のタイヤが16インチ(ほか2台はインチ)だったせいもあるのか、小さな凹凸だと少し硬さがあるが、大きめの凹凸になるとよく吸収しているという印象。この傾向はどのシートでも変わらず安定していた。

ステップワゴンは小さな凹凸の通貨はセレナより優秀だが、大きな凹凸ではセレナに負けるといったところ。2列目もその傾向通りだが、3列目は若干の突き上げを感じるのが残念。

ノアは3列目でステップワゴンと同様の突き上げはあるが、全体的にはどのシートでもソツのない乗り心地だ。順位をつけるなら1位はどのシートでも高レベルなセレナ、ステップワゴンとノアは同等だ。

いずれにしろこのクラスのミニバンの乗り心地が、以前に比べるとどの車もかなり底上げされていることには深く感心した。

インテリアの質感はどうか?

このクラスのミニバンはシートやストライドドア、最近ではバックドアにもコストがかかる上に価格は抑えなければならない為、インテリアに使えるコストは恵まれてないのが相場だが、その中で(だからこそなのか?)各車工夫が見えるのは面白い。

セレナは革風に見えるシボとステッチの組み合わせによる上質感、ステップワゴンはテスト車のG・EXのみとなるが木目パネルの色使いで明るさを強調、ノアはトヨタらしいソツのなさといった特徴を持つ。インテリアは家族の好みで選べばいいだろう。

ミニバン選びのポイントは?

軽乗用車のように一見しただけでは「大して変わらないだろう」と思ってしまうミドルハイトミニバンを3台並べて詳細に見ると、思っているよりずっと大きな違いがあった。

では「ベストなミドルハイトミニバンは?」という問題は、重視するポイントが使い方によって人それぞれ違うだけに非常に難しい。

それぞれの得意分野を挙げるなら、セレナは高速道路上の渋滞の半自動運転を主に期待するプロパイロット、快適性を含んだ居住性。ステップワゴンは1.5Lターボの質の高さ、3列目の収納を含むラゲッジスペースの広さ。

ノアはトヨタ車らしい全体的なソツのなさ、視界を含む運転のしやすさ、ハイブリッドの圧倒的な燃費といったところだろうか。

セレナのプロパイロットをどう評価するか

高速道路の渋滞を停止までカバーしてくれる機能は素晴らしいが、それ以外の運転支援は、レーンキープはそれなりに働いているか不十分、アダプティブクルーズコントロールの加減速はスムーズ性に欠け、自動ブレーキの性能もそれほどでない。その割に価格がセットとなるためもあるが、20万円以上というのは割高と思う。

3車の先進安全装備は?

セレナ

プロパイロットはオプションだが、全グレードにエマージェンシーブレーキは標準装備され、特筆すべき点としては車線逸脱防止システムが含まれることが挙げられる。

ステップワゴン

ほとんどのグレードに標準装備されるホンダセンシングは自動ブレーキ機能、30km/h以上でのアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システムなどから構成される。

ノア

トヨタセーフティセンスCの機能は自動ブレーキ、車線逸脱警報、オートマチックハイビーム、先行車発進告知機能と比較的シンプルだが、自動ブレーキの性能は高い。

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