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レクサスLS、センチュリー、プレジデント、高級車の未来

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圧倒的な静粛性で世界の高級車メーカーを驚かせた初代レクサスLS400(日本名セルシオ)が登場してから早くも27年が経つ。日本の高級車として、実質的に世界で初めて認められたモデルと言っていいだろう。

もちろん、日本にも昔から高級車はあった。60年代にはクラウンの上級者、クラウン8やセドリックの上級モデル、スペシャルもあったし、その後、センチュリーやプレジデントも生まれ、80年代にはシーマ現象を起こした、3ナンバーのプレステージサルーンも誕生している。しかしそれらはあくまでも日本国内のドメスティックモデルに過ぎなかった。

そうした中、89年のレクサスLS400は傑出した仕上がりで、高級車ブランドの礎を築いたと言えるのだ。

その後、日本車全体が進化したにも関わらず、バブルの崩壊などもあり、高級車ジャンルは足踏みしているようにも見える。

日産はセドリック/グロリアを、新しくフーガに変更。その上級車であるシーマ/プレジデントを残したが、現在はフーガのロングホイールベース版のシーマを残すのみで実質的には撤退していると言っていい。

このシーマをプラウディアとしてOEM供給を受ける三菱、そしてレジェンドを扱うホンダも、いわゆる日本の「黒塗り」と呼ばれる一部企業と官公庁向けに売られているようなものだ。

世界を見渡すと、高級車の世界はロールスロイスをはじめ、ベントレー、マイバッハなど、名門の高級サルーンが名を連ね、よく目にするメルセデスベンツ、BMW7シリーズ、アウディA8、ジャガーXJはその次のランク。

レクサスLSの立ち位置はそのクラスだが、他の日本車はセンチュリー以外、ない。そのセンチュリーもほぼ国内専用車だ。

すなわち、現在、世界の高級車ブランドで戦っているのは実質的にLSだけ。果たして今後、世界に通用する本格的な日本の高級車は出てくるのだろうか?

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LSの4WDは40%燃費向上

そうした中で、次のレクサスLSは相当期待されている。昨年の東京モーターショーで、LF-FCとして公開されたLSの次期モデルが予想外に早く正式に公開されるという情報が入ってきた。

併せて、その市販型のデザイン情報も入手。その公開は早ければ11月のロサンゼルスショー。遅くとも来年1月のデトロイトで登場することが決定している。

ショーモデルよりもキャビンが大きく、より重厚感が増しているが、ホイールベースは3mを超え、全長も5225mmに達する。

車幅も1900mmとワイドながら、ドアミラーはオプションで、標準はテレビカメラによるモニター方式になると言うから全幅も2mにが届かない。オプション設定はモニターに慣れていない人向けに設定されるということらしい。

エンジンはV6 3.5Lのハイブリッドと、スープラにも予定される943Fと呼ばれるV6、3Lターボが先行して搭載され、1年ほど遅れて燃料電池車も投入される予定だ。市販は来年秋には開始され、価格は1000万円程度からのスタートとなる。

新型LSで特に大きく改善されるのは燃費。V6、3.5Lハイブリッドでは現行の4WDの11.6km/Lに対し、16.2km/Lと40%以上の向上を果たし、標準のハイブリッドも18.6km/Lが目標と言う。

レクサスLSはグローバルが相手ながら、国内のフラッグシップはセンチュリー、というのがトヨタの考え方だ。

そのセンチュリーも17~18年に大きく変わる。従来の5L、V12は消滅することになるが、V8、5Lハイブリッドが与えられ、CO2の削減に少しでも寄与していくことがトヨタの方針。

価格は1500万円程度とこれまでと大きく変わらないが、センチュリーからV12が消えるということは、日本から12気筒の火が消えることも同時に意味し、残念な決定と言わざるを得ない。

売れないものは撤退する、という姿勢の日産だが、日本の一流企業、省庁に納めるクルマは手を抜いていない。ある日産関係者は、ゴーンCEOにとっても、この辺りは大事にしたいジャンルと考えているという。

確かにルノーも大衆車ブランド、日産も新興国では好調なものの、成熟したマーケットでは厳しいだけに、上級モデルから手を引くと、そうしたマーケットに復帰できない。

ダイムラーとの提携も、高級車ブランドのインフィニティを成長させるためにも必要なパートナーとも言えるわけだ。

そうした中で日本の高級車マーケットに挑むと言われるのが、プレジデントの復活。14年のパリサロンで公開したQ80インスピレーションがその方向性だという。ルノーのデザイン同様、他ブランドの高級サルーンとは一線を画す大胆なデザインが注目される。

このプレジデントも日産が新たに開発した、V6の可変コンプレッションターボ、VC-Tが採用されることになるはず。

パワー的には300ps程度とそれほどでもないが、トルクが厚い。40~50kgmに達する重厚なトルクが高級サルーンを走らせる。価格も1000万円級にはなるだろうが、2~3年後には再び日本の道をプレジデントが走り出す。

こうしてみると、今、立ち止まっているように見える日本のフラッグシップ、旗艦も徐々にではあるが動き始めている。2020年の東京オリンピックでは変わりつつ日本車を実感できるはずだ。

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