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2017年ホンダ!N-BOX、シビックR、フィットなど

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これから1~2年後、ホンダはまたスポーツモデルを続々投入する!

11月下旬、関東地方のあるサッカーアリーナで、ホンダディーラーの代表者を招き、17年度に導入する新車ラインアップを紹介する「ビジネスミーティング」が開かれた。

15年のS660の市販、750台限定とはいえイギリスからシビックタイプRの導入、そして16年のNSX発表と、ホンダファンにとって注目すべきモデルがここ1~2年で続々登場してきたこともあり、このビジネスミーティングの内容を知ることは、ファンばかりでなく、車好きにとっても重要なイベントだったと言っていい。

ここで紹介された、「ニューモデル」に関しては、新型N-BOXをはじめ、久々の新規モデルとなるシビック4ドアセダン/5ドアハッチバック、既存車種のビッグマイナーなど、10車種にわたる。

17~18年にかけてのほぼ全車種を順次紹介するが、やはり17年にカタログモデルとしてラインアップされるシビックタイプRを中心とするスポーツモデルに対する取り組みがどうなるかが興味のポイントだろう。

併せて、既に開発済みの1L、3気筒ターボの日本市場への導入もどうするかも知りたいところだ。ステップワゴンの1.5Lターボが、日本マーケットでは不評ということから、10月に発表されたフリードはハイブリッドとコンベンショナルなNAモデルだけで、1L、3気筒ターボは先送りされていた。

確かにファミリー向け実用車の購入層を考えると、実際はパワーと燃費を両立できるダウンサイジングターボも、ハイブリッドという売れ線のキーワードの前では霞んでしまうのは事実だ。

しかし、多くのホンダファンは小さなターボで走る楽しさと燃費を両立する新しい時代のスポーツ性をホンダが発信するのを期待している。

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タイプRは社内の「定義」も進化する

期待値が高いのは実用的なモデルよりもNSXやシビックのタイプRと言った、車好きが喜ぶモデルだろうが、そうした中で今後出てくるホンダらしい車種がどうなるか探ってみた。

まずはタイプR戦略だ。15年にイギリスから持ってきたシビックタイプRは2L、4気筒ターボで310psを誇った。予想よりもお買い得な400万円台で買えるとあって、750台はもちろんすぐに完売となった。

17年に用意されるシビックタイプRは16年9月のパリサロンで公開された5ドアハッチバックをベースとしたもので、狙いは従来のタイプRと同じだ。

タイプRのコンセプト、そのままでサーキット走行を楽しめるロードゴーイングレーサー的に鍛え抜かれた性能を発揮できるチューニングとなるが、このタイプRをどの車種まで拡げるか。ある開発関係者は、90年代のタイプRとは事情が変わってきているという。

ターボによりパワーをある意味で自由にできるため、スポーツモデルでターボ車であれば、対応は比較的しやすく、時間の問題でNSXでそうしたモデルが登場することになるし、64psの自主規制を考えなければ、S660もその可能性は高いという。

つまり、シビックに続き、この2車もほぼ決定と言っていいだろうが、S660の場合、期待されるワイドバージョンの1000とするより、660のパワーを引き上げ、ワイドボディとしたタイプRも可能性あり、という新しい情報も耳にした。

現行のS660の発展を考えると、コスト的にも新規のS1000を作るよりも現実的というわけだ。ワイドボディがS660タイプRであれば、自動車税が高くなっても購入層は確実にいる。

もちろん3気筒の1LターボでS1000という派生車もあり得るだろうが、新しいS660のワイドバージョンがタイプRという線の方が現実的かもしれない。

それ以外のスポーツモデルはS2000後継車だろうが、計画はあっても業績に応じて左右される面がある、というのがやはり前出の関係者の証言だ。

現在好調のフリード、17年に投入されるストロングハイブリッドのステップワゴンなどが堅調に推移すれば2Lクラススポーツは時間の問題で出てくるはずだ。

新しい技術としての1Lターボはヨーロッパのシビックに先行して積まれるが、日本ではフィットのマイナーチェンジが第1弾の可能性が高く、その場合も1.5L NAのRSを1Lターボに切り替え、スポーツ仕様としての展開となりそう。場合によっては、この1Lチューニングしたタイプ「S」も誕生するかもしれない。

ホンダは今、転換期に入ったという情報がある。17年は売れる車を、そして18年~19年、日本市場ばかりではなく、グローバルでスポーツマインドを刺激するモデルの投入を狙うという。その中にタイプR、S2000後継車は生まれてくる、とみていいだろう。

 

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2017年~2018年のホンダ車モデルチェンジ

N-BOX 7月:大幅軽量化で燃費性能向上。シートアレンジもユニーク

軽カテゴリーで人気No.1を誇るN-BOX。その新型は、全体的なスタイルこそキープコンセプトながら、静粛性やハンドリング、安全性などといった点が大きく向上し、商品力はさらに高められて登場する。

また、先代比で約100kgという大幅な軽量化が施され、加速性の向上、燃費向上が図られる。目標燃費は30.0km/L。スペーシアなどのライバルモデルと同等の数値となったことで、死角はなくなる。

もう一つ新型でユニークなのがシートアレンジ。助手席のスライド量が大きく増やされ、最も後ろにセットした際は、2列目乗員と横を向くだけで会話できるようになるという。新型も大いに期待できそうだ。

N-BOXカスタム 1月:フロントマスクが大きく変化「ちょいワル路線」で突っ走る

基本的な変更点はN-BOX同様ながら、フロントマスクの変更などで、現行モデル以上にちょいワル感を演出。その他細部のデザイン変更で質感向上。

フィット 4月:第2世代に進化したエンジンで加速性能向上と低燃費を両立

フロントとリアのデザインが小変更され、アグレッシブさがアップ。搭載エンジンは熟成されて第二世代となり、加速性能の向上と燃費が両立される。

その他先進安全装置「Honda SENSING」も設定され、総合的な安全性は大きくアップ。また、スポーツグレードのRSは、1L、直3ターボを採用してくる可能性もあり、かなり期待できる内容だ。

グレイス 6月:デビュー3年目のマイナーチェンジは細部の熟成と安全性向上がキモ

5ナンバーサイズのコンパクトセダン、グレイスも2017年6月にマイナーチェンジ。前後バンパー、ヘッドライト、リアコンビランプのデザイン変更の他、細胞を熟成することで、より魅力的なセダンへ進化する。先進安全装備、Honda SENSINGも設定される。

レジェンド 11月:5代目レジェンド初となるマイナーチェンジは、大胆なエクステリア変更がキモとなる

V6、3.5Lエンジン+3モーターという先進的なパワーユニットを搭載するレジェンドも、2017年後半にマイナーチェンジを受ける。フロントマス、リア周りのデザインが大きく変更され、新鮮さを感じさせるエクステリアに。

シビック 8月:シビックは4ドアセダンと5ドアハッチバック、それにタイプRも発売される

日本で発表する公表されていたシビックだが、4ドアの「シビックセダン」と5ドアの「シビックハッチバック」と共に、16年のパリモーターショーで初公開された「シビックタイプR」も日本で発売される。

ハッチバックは欧州製となりそうだが、セダンは日本生産となる。エンジンは182psを発揮する1.5L直4のダウンサイジングターボで、タイプRは先代と同じ2Lターボだが320ps辺りに若干パワーアップされる可能性が高い。登場は17年8月。タイプRは限定販売ではなくカタログモデルになる。

ステップワゴン 10月:2Lハイブリッドを搭載してデザインも精悍な顔つきにビックチェンジ

販売面で苦戦しているステップワゴン。その要因の一つにハイブリッドの不在が言われているが、17年秋にビッグマイナーチェンジが行われ、ついにハイブリッドモデルが追加設定される。

そのハイブリッドユニットはフリードと同じ1.5Lエンジンベースのi-DCD型という情報もあったが、オデッセイなどと同じ2Lベースのi-MMDを搭載。

燃費は現行オデッセイハイブリッド超えの27.0km/L程度になりそう。また、外観デザインにも手が入れられ、トヨタヴォクシーのような精悍なフロントマスクに変更される。

オデッセイ 2018年初頭:さらなる熟成が進められ、ライバルに負けない存在感を発揮

2013年11月の発売開始以降、初となるマイナーチェンジが18年に予定されている。エンジン改良の他、細部のデザイン変更など更なる熟成が図られる。

N-VAN 2018年春:イメージはホンダ版のハイゼットキャディ!Nシリーズでステップバン復活

ホンダの軽自動車では、新たな商用バンも登場する。1ボックスのアクティバンとは異なる。「荷物を最大限に積める新スタイル」がコンセプトで、N-BOXをベースにした背高ボディーが特徴。

ホンダ関係者によると「ダイハツが今年発売したウェイクベースのハイゼットキャディーのようなデザイン」だと言う。

商用車だが、「N」シリーズとしてラインアップされる可能性もある。昔のステップバンの再来?

CR-V 2018年秋:パワーユニットはハイブリッドメインで、ボディもコンパクト化して一新

販売が苦戦したこともあり、16年8月には販売を終了したCR-Vだが、18年にはニューモデルが登場するという情報がある。

同様の2LクラスSUVの日産エクストレイルはハイブリッドモデルがコンスタントに売れていて、そこで次期CR-Vではパワートレーンにアコードなどと同じ2Lの2モーターハイブリッドのi-MMD型を移植。

ハイブリッドがメインのモデルへと生まれ変わり、PHVモデルも設定される。ハイブリッドの燃費は27.0km/L程度が目標値となりそうだ。

北米向けの次期CR-Vは新型プラットフォームでダウンサイジングターボを採用する予定だが、日本向けは現行CR-Vよりもコンパクト化して、さらにスポーツテイストを強調をしたSUVに生まれ変わるはず。

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