日産の主力電気自動車「リーフ」が今年に入って絶好調の売れ行きを見せています。登録台数は1月2503台、2月2819台で1~2月の前年同期比は103.8%増と2倍強の急増ぶりです。
この第一要因として挙げられるのは、昨年12月に発売した航続距離280kmの改良モデル30kWhバッテリー仕様が好評のため。従来の228kmモデル「24kWhバッテリー仕様」より52kmも延長したのが売りとなっています。消費税込車両本体価格は228km仕様より50万円程度高いですが、280km仕様の方が売れ行きがよく、ほとんどこちらで占められています。補助金は15年度分は2月中旬で締め切り、16年度分は55万円から33万円に減額されます。それでも3月中旬現在の納期は4月末で、受注ピッチは高水準で推移しています。
20年までにフルモデルチェンジし、航続距離400km以上に延長する方向で開発を進めており、これが発売になるとさらに売れ行きに加速が付く可能性があります。従来の24kWhバッテリー仕様も継続販売していますが、ほとんど売れていないので、今後30kWh仕様に一本化する可能性があります。