スポンサーリンク

中古ハイブリッドを賢く買う秘訣とは

記事内に広告が含まれています。

1997年(平成9年)12月に世界初のハイブリッド乗用車として、初代トヨタプリウスが登場して早くも19年が経過した。

ハイブリッド車の代名詞となったプリウスは4代目まで進化し、ハイブリッド中古車も市場に流通している中古車の約10%を占めるようになった。

新車の登録台数に占めるハイブリッド車の割合から見ても今後はさらにハイブリッド中古車の比率は増えると予測できる。

ハイブリッド中古車の流通台数を車種別に見てみると、プリウスが4世代で1万台を超えており、約4500台でアクアが続き、新車登録台数とリンクしている。

3位は約2600台でプリウスαが続き、ベスト3はトヨタ車が独占。ようやく4位に約2400台でホンダフィットがランクインする(流通台数はカーセンサー.net調べ)。

低燃費でランニングコストの安さが魅力のハイブリッド車だが、新車価格では非ハイブリッド車に比べて高いのが一般的だ。中古車となってもハイブリッド車の方が非ハイブリッド車と比べて相場が高いのかを調べた。

まずは昨年登場したばかりのトヨタシエンタ。コンパクトサイズのミニバンとして人気のモデルだ。ガソリン車のシエンタ1.5Gの新車価格は198万円で、中古車相場は203万円と新車価格を上回っている。

一方のシエンタハイブリッドは新車価格233万円で中古車相場は232万円、99.5%と新車価格とほぼ同じで、新車価格の差はほぼそのままとなっている。

 

【広告】


ハイブリッドの狙い目年式とは

続いては日産エクストレイル。ガソリン車の20Xエマージェンシーブレーキパッケージ4WD 2列車は新車価格が260万円で、最新の中古車相場は224万円。

一方のハイブリッド20Xエマージェンシーブレーキパッケージ4WDは新車価格が301.1万円に対して、中古車相場は259万円とこちらも、中古車となっても新車時の価格差をキープしている。

しかし、スバルXVの2013年式ではガソリン車の2.0i-Lアイサイトの中古車相場が202万円に対してハイブリッド2.0i-Lアイサイトは214万円と新車時価格の30万円差は12万円まで縮小している。

ガソリン車とハイブリッド車の価格差は年式が進むと縮小する傾向にある。この事を考えるとハイブリッド車は車検サイクルを迎えた3年落ち、5年落ちが狙い目ということが言える。

一般的に車検を迎えたタイミングは値落ちが進みやすいので、特に走行距離が進む5年落ちが買いのタイミング。

さらにハイブリッド中古車を購入する際には年式の割に走行距離が極端に少ない車は避けるべき。

ガソリン車の中古車の場合は走行距離が少ない=品質が高い、と高評価になるのだが、ハイブリッド車はパワーユニットにバッテリーを搭載しており、走行距離が少ないと放電が多く、性能が劣化してしまうからだ。

ハイブリッド中古車を購入する際には走行距離が年間8000~1万kmを目安とするといい。

 

【広告】


主要中古ハイブリッド

トヨタ2代目プリウス
2代目プリウスは、2003年から8年間にわたって生産された。またこのモデルからボディが少々拡大されたため3ナンバーとなる。

トヨタ3代目プリウス
3代目プリウス。2009年から2015年まで製造。ハイブリッドシステムは現行のアクアにも搭載されるTHS-Ⅱだ。中古車の流通台数は9000台オーバー。

トヨタプリウスPHV
2012年に登場したプラグインハイブリッドモデル。まもなく新型が登場するが、旧型といえどもお買い得感は高い。

トヨタアルファードHV
2代目アルファードのハイブリッドは2011年登場し、2015年まで販売。ハイブリッドシステムはTHS-Ⅱ。

ホンダフィットHV
2010年から2013年に販売されたフィットのハイブリッドモデル。ハイブリッドシステム1モーター式のIMAシステム。

ホンダCR-Z
ハイブリッドスポーツとして登場したCR-Z。現在においてもそのポジションは変わらないので根強い人気だ。

スバルXVハイブリッド
シンプルなハイブリッドシステムは、水平対向4気筒とのマッチングを考えたスバルならではのポリシーがあるからだ。

主要中古ハイブリッド相場一覧

  • 2代目プリウス:年式/2003~2011年、相場/40万~190万円
  • 3代目プリウス:年式/2009~2015年、相場/70万~220万円
  • プリウスPHV:年式/2012~2016年、相場/180万~280万円
  • アクア:年式/2011年~、相場/50万~270万円
  • SAI:年式/2009年~、相場/60万~360万円
  • 3代目ノアHV:年式/2014年~、相場/150万~380万円
  • 3代目エスティマHV:年式/2006年~、相場/150万~340万円
  • 2代目アルファードHV:年式/2011~2015年、相場/240万~490万円
  • カローラフィールダーHV:年式/2013年~、相場/70万~280万円
  • カローラアクシオHV:年式/2013年~、相場/90万~270万円
  • LS600h:年式/2007年~、相場/170万~1300万円
  • CT200h:年式/2011年~、相場/130万~450万円
  • アウトランダーPHEV:年式/2013年~、相場/170万~420万円
  • XVハイブリッド:年式/2012年~、相場/140万~290万円
  • 2代目フィットHV:年式/2010~2013年、相場/40万~170万円
  • 2代目インサイト:年式/2009~2014年、相場/30万~190万円
  • CR-Z:年式/2010年~、相場70万~430万円
  • 初代フリードHV:年式/2011~2015年、相場/100万~210万円
  • ヴェゼルHV:年式/2013年~、相場/170万~320万円
  • 5代目オデッセイHV:年式/2013年~、相場/360万~460万円

中古ハイブリッドのコストパフォーマンス

ここでは中古ハイブリッドモデルと、同程度のハイブリッドモデルを例に元を取るまで何年かかるかを検証してみる。

例として取り上げたのは2011年製のエスティマハイブリッドと非ハイブリッドモデル。両車は同じグレード。もちろん中古車だからコンディションの差はあるが、一つの例として取り上げる。

新車の時のハイブリッドの元をとるまでの年数を計算してみると、なんと約64年もかかるが、中古車の場合の元を取るまでの年数はグッと短くなって約13年という結果。中古車の方が断然お得と言えそうだ。

エスティマお得度検証

HVモデル 非HVモデル
グレード G G
新車価格 498万円 345万円
JC08モード燃費 18.0km/L 14.5km/L
新車元を取るまで 約64年
中古価格 227万円 195万円
走行距離 5.7万km 4.7万円
中古元を取るまで 約13年

※年間1.5万km走行、ガソリン120円/Lの場合

今や中古車にも残価設定ローン有り

新車をローンで買うとき、お得な方法として残価設定ローンが使えることが知られているが、最近では中古車でもこの残価設定ローンが利用可能だ。例えばトヨタの「P!ったりクレジット」だが、3年、4年、5年後の残価を据え置いて分割払いをすることが可能。

そして最終月の支払いは、3タイプが選べ、

  1. 次の車に乗り換える。
  2. 車を返却する。
  3. 現金一括で買い取り、あるいは再ローン設定が選択可能。

ただ、中古車の場合は年式や距離に制限があったり、残価補償ではなく推定下取り額で計算されたりするので確認する必要がある。

【コーヒーブレイク】

新車を買う時、値引きと同じくらい重要なのが下取り価格。
いくら値引きを頑張っても、下取り価格が安ければ、何にもなりません。
特に、7年落ちになると、ディーラーでの査定価格はほぼゼロです。

しかし、中古車販売店での査定価格は違います。
車種によっては驚くほど高価に買い取ってくれる場合があります。
そんなこと、ディーラーは百も承知ですが、業界のルールとして7年落ちはゼロ査定なんです。車種によっては30万円以上の差が出るというのに・・・

だから、事前にネットで査定しておくべきです!
ナビクル車査定ならたった45秒の無料査定です。
これをやるかやらないかで30万円変わると思うと。。。

▼ここをクリック▼

ナビクル車査定

 

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

ハイブリッド
新車情報comをフォローする
タイトルとURLをコピーしました