“N-BOX”、3代目にフルモデルチェンジ!
ホンダのコンパクト・スーパー・ハイトワゴン「N-BOX」が6年ぶりに完全リニューアルされ、2023年10月6日に3代目の新型が発売されました。この新型がSNS上でどんな反応を呼んでいるのか、探ってみましょう。
ホンダの新型「N-BOX/N-BOXカスタム」
オリジナルのN-BOXは、ホンダのコンパクトカー「Nシリーズ」の第1弾として2011年12月にデビューし、2017年には2代目が登場しました。
このモデルは新車販売台数で2年連続のトップを維持し、軽自動車の販売台数でも8年連続の1位を記録し、日本で最も売れている車として多くの支持を集めています。
新たに発表されたN-BOXは、広々とした室内空間と高い視点を継承しながら、騒音の少ない視界を重視し、優れた視認性と運転しやすさを実現しています。
ステアリングを通して確認できるホイール内メーターを採用し、フラットなダッシュボードが広々とした視界を確保し、ドライバーが車幅や車両の動きを把握しやすい設計になっています。
さらに、窓ガラスは水平基調を保ち、姿勢や視線の乱れを減少させ、快適な乗り心地を提供する工夫も盛り込まれています。
助手席側のフロントピラー内にある2つのミラーのうち、サイドアンダーミラーをドアミラーに移設しました。これにより、前方左の視界が向上し、バック時の安心感も増しました。
外観はシンプルなデザインを基調とし、フロントグリルの丸穴デザインや丸形ヘッドライトによって親しみやすさを表現しています。
内装は明るいカラーで、コルクのような質感のインパネトレーと組み合わせることで、リビングのような室内空間を演出しています。
さらに、新型では「ファッションスタイル」と呼ばれるオプションを導入し、オフホワイトのドアミラーやアウタードアハンドル、ボディと同色のフルホイールキャップなど、個性的なデザインを提供しています。
機能面では、新たに「パワースライドドア予約機能」が搭載されました。これにより、施錠操作を事前に行うことで、スライドドアが閉まった後に自動的にロックされます。
また、スライドドアの開口部にグリップ状のくぼみが設けられ、乗り降りがより簡単になっています。
収納面では、大型のグローブボックスや後席に大型のサイドポケットを設けるなど、使いやすさを確保しています。
パワートレインは、従来モデルから引き継がれており、自然吸気エンジンとターボエンジン(N-BOXカスタムのみ)の2つのバリエーションが用意されています。どちらも特性の向上を図るために制御が見直され、FFと4WDの駆動方式が提供されています。
安全運転支援システムの「ホンダセンシング」は全車に標準装備され、フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを活用して、安全性を向上させています。
新型N-BOXは7インチTFT液晶メーターや「ホンダコネクト」を初めて搭載しました。
新型N-BOXの価格(消費税込)は、標準仕様が164万8900円から188万1000円、N-BOXカスタムが184万9100円から236万2800円です。
SNS上では、価格に対する抵抗感を表明する投稿が複数見られますが、その一方でデザインを評価する声もあります。また、ターボエンジンの不在や初代からのアイデンティティの継承についての意見もあります。