12月14日、トヨタは全面改良した「プリウス」の本格生産・出荷を祝うラインオフ式を堤工場で開いた。トヨタ自動車は14日、約6年半ぶりに全面改良した主力ハイブリッド車「プリウス」の本格生産・出荷を祝うラインオフ式を堤工場(愛知県豊田市)で開いた。新型プリウスの事前受注は月間販売目標の5倍に相当する約6万台に達しており、今注文すると納車は最短3カ月待ちで、12月の1日あたり国内生産台数は前年同月に比べ約14%増えているという。
式に出席した豊田章男社長は従業員に対し、品質向上に向けて「愚直にチャレンジし続けてくれている」と激励した上で、「実際の道を走れば見えてくる課題もあるだろうが、これからももっといい車づくりに向けてチャレンジを続けよう」と呼びかけた。また式後には、同社の1日あたり国内生産規模は「久しぶりにプリウスが寄与して1万4000台に増える状況が続く」と記者団に述べ、高水準を維持するとの見通しを示した。
トヨタによると、昨年12月の1日あたり国内生産台数は1万2300台だった。ここ数年は年間通じて約1万1000―1万4000台の間で推移しており、消費税が5%から8%に引き上げられた前の月の昨年3月は駆け込み需要が旺盛だったこともあり1万4800台と膨らんだ。
4代目となる新型プリウスは今月9日に国内で発売。来年1月には北米やアジアでも発売し、世界120の国・地域に順次投入する計画で、世界全体で約30―35万台の販売を目指している。堤工場でまず生産し、来年9月には高岡工場(愛知県豊田市)でも新たに生産を始める。
新型プリウスは、複数の車種でプラットフォーム(車台)や部品を共通化して原価低減を図ると同時に走行性能なども高める新しい車づくりの手法「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」を初めて採用した車。燃費はガソリン1リットル当たり40.8キロと世界最高を実現した。
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