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スバルニューカー戦略!STI戦略はどう変わる?

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富士重工業の前身、中島飛行機の創設から来年で100年目を迎えるが、それに合わせ「SUBARU」という新しい社名になる。新生スバルでは何が変わるのか?

BMWやサーブ、ブリストルなど、航空機メーカーをルーツとする自動車メーカーは多く、熱心なファンがいるメーカーとしてもよく知られているところだ。

同じように富士重工も1917年創業の中島飛行機がその前身。1953年に富士産業から富士重工業に発展し、現在に至っている。

その富士重工が6月28日の株主総会にて、来年4月1日付けで「株式会社SUBARU」に変更することが議決された。中島飛行機創立100年目にあたる2017年に新たなスタートを切る。

SUBARU(スバル)という新社名は、言うまでもなくブランド名でもあったわけだが、これまで海外では会社名の富士重工業(Fuji Heavy Industry)とブランド名のスバルに統一感と言うか一貫性に欠けるきらいがあったといわれ、今後さらなるグローバル化のための社名変更ということだ。

簡単に言えば、スバルを作っているのが富士重工業だということがわかりづらかったということで、すでに世界中でよく知られているスバルに統一するというのがその理由。

そのグローバル化で注目されるのは今後どんなニューカーが投入されるのかだろう。すでに明らかにされているのは吉永社長自ら5月の決算報告会で発言した2021年にEV投入などだが、もちろんそれだけではない。

ニューカーの投入だけでなく、そのための戦略なども大きく変わってくる。今回は、新しく始まる「スバル」の動きについて追ってみた。

 

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またWRCでモータースポーツの頂点を目指すか?

現在のスバルは5月の決算発表を見る限り、売上高は前年同期比で12.3%増の3兆2323億円、営業利益で33.7%増の5656億円、当期純利益が66.7%増の4367億円と4期連続で過去最高益を記録する好調さだった。

6月のイギリスのEU離脱の影響を受ける来期はまだ不透明ながら、現在のビジネスの主流が北米であることからも来期は為替変動による落ち込みがあっても磐石と言っていい。

現在の活況の一因はメイン商品のレガシィ、アウトバック、フォレスターが着実に売れているからだが、その商品を構成する基本的な技術にユーザーの支持が得られている点がスバルの特徴だろう。

伝統的ともいえる水平対向エンジンと4WDの組み合わせによる走行性能の高さだけに限らず、アイサイトのような先進安全技術を安価で製品化したことで広く一般にスバルの技術力をアピールするのに成功し、さらにデザイン的にもここ十数年で大きく進化している。

このあたりのサクセスストーリーを今後、どう活かしていくかが重要なポイントとなるのは間違いない。

現在のスバルの技術的インパクトと合わせ、ブランドイメージを得られたのはやはり90年代から本格的に開始したWRCにあったと言ってもいい。

ワールドチャンピオンを獲得した95年、01年、03年以降、08年に接待後は国内のスーパーGT、ニュルブルクリンク24時間耐久レースなどに参戦し、モータースポーツにもある程度の理解を示しているが、やはりWRCでスバルのイメージを世界に広めた貢献は大きかった。

今後、このモータースポーツをどうしていくかだがモータースポーツ部門であるSTIの位置づけと合わせ、新たな戦略が必要な時期に来ていると言える。

営業的な見地から言えば、モータースポーツがなくてもここ数年の実績から言えば、十分という判断がなされてもおかしくはない。

しかしそれは過去のWRC時代に築いた財産を食いつぶしているということを認識した方が良い。トヨタも日産も、そしてホンダもGAZOOやNISMO、そしてF1活動を必死に行っているのはここにあるともいえる。

スバルにはSTIが、三菱ラリーアートがあり、かつてのWRCで共に世界に君臨し、日本の自動車の性能の高さと技術力をアピールしたが、スバルは今あるSTIをどう育てていくかにより、2020年以降のブランド力に差が出てくるはずだ。

ある関係者は、現在のSTIについて、スバル本社が展望を示さず、もどかしい状況にあるという。今月、レヴォーグからSTIスポーツがリリースされているが、STIのイメージも世界的モータースポーツでトップレベルでの成績が必要で、今のSTIの商品だけでは将来は厳しい。

この点、吉永社長は大きく変えていく、という情報がある。社内をどう説得していくかだろうが、またWRC復帰に向け、動き出す可能性はないとは言えない。

当面はSTIも「S」シリーズのコンプリートカーを投入していくことが予想され、600万円級のS207の第二世代、S208を次期モデルで用意することになるはずだ。

XV、フォレスターはショーモデルに近いデザインになる

そして注目のニューカーの予定だ。ここ数年のスバルの動きを見てみると、モーターショーでコンセプトカーを公開、次の大きなショーで市販型を見せるというスタイルだ。

この秋、市販となるインプレッサも昨年の東京モーターショーで5ドアコンセプト、すぐ後のロサンゼルスショーで4ドアコンセプト、今年4月のニューヨークショーで市販型公開という流れだ。

その流れから新型車のデザインの方向性は決まっていると見ていい。例えばインプレッサを例にとっても、コンセプトカーから市販型まで統一感があり、大きなデザイン変更はない。

そうなると、来年予想されるフォレスター、XV共にデザイン的にはほぼ決まっていると考えていいわけだ。

次期フォレスターは昨年の東京モーターショーで公開されたVIZIVフューチャーコンセプトと言われている。相当スタイリッシュなSUVになることが予想される。

サイズ的には現行モデルよりも多少大きくなることが予想されるが、デザイン的に洗練されるハズだ。

エンジンは2Lガソリン、1.6Lターボ、そしてハイブリッドだが、ハイブリッドは1~2年遅れる可能性がある。

スバルは19年にプラグインハイブリッドをインプレッサから導入すると計画と言われるが、同時にこのフォレスターにも展開されるのは間違いない。

インプレッサの派生車種といえるXVも来年にはフルモデルチェンジを受ける。すでに今年3月にXVコンセプトを公開、早ければ9月のフランクフルトショーで市販型の公開になる。

XVもデザイン的には進化する。現行モデルもシンプルながら評価は高く、新型もその延長線上にあり、好感が持てる。

このXVのパワーユニットも現行モデルと同様、ハイブリッドが用意されるだろうが、19年にはプラグインハイブリッドの設定もある。エンジンは1.6Lターボが主流になるはず。

フォレスター、そしてこのXVも、19年以降に新型のダウンサイジングターボの搭載を予定していて、エンジンサイズはさらに縮小され、1.5Lターボが有力と言われる。

この1.5Lダウンサイジングターボとの組み合わせを予定しているのが、次世代BRZ。トヨタとのコラボレーションは当然続き、スバル独自の開発ということはなく、吉永社長自ら、次世代の86/BRZの開発について熱心に動いているという。

86/BRZのライフは長く、計画当初は約10年と言われていたが、設計がタイトで今後の発展性に自由度が少なく、早めのフルモデルチェンジに向け、スバル側としては動きたいということだ。

フランの段階では2020年以降も2Lクラスのスポーツカーをリードする性能と安全性、環境性能を兼ね備えることを基本コンセプトとして、1.5Lターボ+ハイブリッドという新しいコンセプトの低重心スポーツに発展させていくということらしい。

決まっているのは19年をめどに「新型86/BRZ」を何らかの形で「見せる」のは間違いなく、トヨタがアピールしたい2020年の東京オリンピック開催時に、日本の車が大きく変わっていることを世界に見せるという目標に間に合うかどうかのタイミングで出てくる。

フォレスター、XV、そしてこのBRZ。さらにその前には北米向けの大きなSUVもあり、新生スバルには大いに期待していい。

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