トヨタは10月26日に発売する予定だった次期型プリウスPHVを、12月下旬発売に延期すると傘下販売店に通達しました。理由は明らかにしていませんが、組み立て体制の立て直しの必要性が生じたためのようです。
次期型プリウスPHVはこれまでと違い、量販を目指す戦略モデルとして位置づけており、立ち上がり1年間は国内で月販3500代を予定しています。
ところが15年12月にフルモデルチェンジした新型プリウスが予想以上に好調な売れ行きで8ヶ月以上経過した最近でも2ヶ月以上のバックオーダーを抱えています。
8月8日に特別仕様車を設定し、商品ラインアップを強化したことで、さらに勢いが増す可能性があります。
そうなると供給体制が一段と逼迫する可能性があり、新型プリウスPHVの生産開始がスムーズに展開できない可能性があり、プリウスの受注ピッチが一段落する12月下旬に先送りしたともいえます。
したがって販売店での予約の受付開始も当初の9月上旬から11月上旬に延期する見込みです。ただし組み立て開始は10月からと、ほぼ予定通りにすすめるようです。