2017年10月
三菱RVR後継モデル クリーンディーゼル搭載のコンパクトSUV
RVRの後継モデルは、15年のジュネーブショーで公開されたコンセプトカー、XR-PHEVⅡをベースとしたコンパクトクロスオーバーSUVとしてデビューする。
当初、RVR後継は15年の東京モーターショーに出展されたEVのeXコンセプトと思われたが、注目のパワーユニットは直4、2.2Lクリーンディーゼルの進化版と直4、1.5Lの直噴ダウンサイジングターボに変更。
XR-PHEVⅡは、アウトランダーPHEVと同様に通常はEVとして走り、後輪は独立したモーター駆動のプラグインハイブリッド車として予定されていた。
しかし、実際には現行デリカD:5に搭載されているディーゼルエンジンを搭載し、C-HRにCX-3、ヴェゼルなど強敵がひしめくコンパクトクラスのSUVカテゴリに打って出る。
予定ではディーゼルのみ先行して登場し、ダウンサイジングターボ仕様は半年遅れで設定される見込みだ。
コンパクトなボディには余りある2.2Lディーゼルのトルクフルな走りでライバルに大きく差をつける。
- そのボディサイズは全長4490☓全幅1810☓全高1620mmと予想される。全長はコンパクトだが、コンセプトカーのXR-PHEVⅡほどワイドではないものの、それでも十分に塊感のあるデザインで登場することになる。
RVR後継モデル予想諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 4490☓1810☓1620 |
ホイールベース(mm) | 2670 |
エンジン | 直4、ディーゼルターボ |
排気量(cc) | 2200 |
最高出力(ps/rpm) | 150/3500 |
最大トルク(kgm/rpm) | 37.0/2750 |
トランスミッション | 6AT |
JC08モード燃費(km/L) | 16.0 |
価格 | 320万円(予想) |
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スバルXV SPG採用で大幅進化
新開発のプラットフォーム、SGPを採用して登場した現行インプレッサをベースにデビューするのがXV。グローバルではこちらが販売の主役であり、「真打ち」の登場とも言える。注目はパワートレーンにいよいよストロング型ハイブリッドが設定されることだ。
- 注目のハイブリッドシステムは、現行型プリウスに採用されている横置きの分割機構システムを使ったストロングハイブリッドに。
ホンダステップワゴン 2Lハイブリッドモデルを追加設定へ
激戦のボックスタイプミニバンカテゴリーで苦戦するステップワゴンだが、ビッグマイナーチェンジでいよいよ2Lハイブリッドモデルを追加設定し、セレナとノア/ヴォクシーのライバル勢を追撃体制に入る。
そのハイブリッドシステムはオデッセイハイブリッドに搭載されているi-MMDで、燃費は現行オデッセイを凌ぐ27.0km/Lをターゲットとしている。エクステリアも精悍にチェンジされる。
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2017年11月
マツダアテンザ ハイブリッド並みのガソリンエンジン搭載か?
フルスカイアクティブテクノロジーを搭載したマツダの新世代商品群の中で、先にフルモデルチェンジしたCX-5に続き、フルスカイアクティブ2世代目モデルとなるのがアテンザだ。
乗用系モデルではマツダのフラッグシップとなるだけに、次期モデルではパワーユニット面で大きな進化を果たすと見られている。
特に、ガソリンエンジンのSKYACTIV-G搭載車は、現行型ではクリーンディーゼルの陰に隠れるような形で地味なモデルとなっているが、次期型では次世代の技術であるHCCI(予混合自己着火)を採用するべく、鋭意開発を進めている。
このHCCI採用によって、次世代スカイアクティブ-Gは燃費面で大幅に進化し、現行型を大きく上回る25.0km/Lを超える燃費をマークするという。
また、現行型ではガソリンエンジンは2Lと2.5LのNAのみの設定だが、次期型では北米の3列シートSUV、CX-9にも搭載されている直4、2.5Lターボの「SKYACTIV-G 2.5T」(253ps/42.8kgm)を新設定する可能性もある。
- 新型CX-5に続き、魂動デザインを昇華させ、さらにスタイリッシュで流麗なスタイリングが採用されることになる新型アテンザ。現行型に搭載のクリーンディーゼルがブラッシュアップされ、北米のCX-9に搭載されている2.5Lターボも新設定される可能性あり。
新型アテンザ予想諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 4900☓1880☓1450 |
ホイールベース(mm) | 2850 |
エンジン | 直4DOHCターボ |
排気量(cc) | 2500 |
最高出力(ps/rpm) | 253/5000 |
最大トルク(kgm/rpm) | 42.8/2000 |
トランスミッション | 6AT |
JC08モード燃費(km/L) | 14.0 |
価格 | 430万円(予想) |
ダイハツミラ NEWe:Sテクノロジーで燃費向上
なんといっても注目はエンジンで、効率よく燃焼させるための電磁波を利用した新開発の直3エンジンを搭載する。
また、ボディにはコストのかかる高張力鋼板を適所に採用する他、軽量化のために樹脂パーツを多用しながら新たに空力デザインも刷新。
こうした新世代e:Sテクノロジーを採用し、次期型ミラはアルトを超える軽ナンバーワン燃費、40.0km/Lが開発ターゲットとしている。
日産インフィニティQ30ベースのベンツAクラスよりスタイリッシュ
欧州Cセグメントのハッチバック車であるベンツAクラスとプラットフォームを共有し、エンジンなどの基本コンポーネンツも共通となるプレミアムコンパクト。
欧州では2Lと1.6Lのガソリンターボ、1.5Lと2Lのクリーンディーゼルを設定している。日本にはこのうち、211psを発揮するガソリンの2Lターボ仕様が導入される見込みで、価格は400万円ほどとみられる。
日産スカイラインクーペ(インフィニティQ60)流麗なスタイリングとパンチ力のあるエンジンが魅力
インフィニティQ60が、V37型スカイラインクーペとして日本に上陸する。全長4690mm、全幅1850mm、全高1395mmのボディは、日本で乗ることを考えるとちょっと大柄だが、そのデザインは流麗でセクシーだ。
北米向けには、日産が独自開発した405ps/48.4kgmを発生する3LV6ツインターボエンジンと、同じく3LV6ツインターボで304ps/40.8kgm仕様、セダンにも搭載される2L直4ターボの3種類を用意。
V6エンジンには、7速ATが組み合わせられる。エンジンの評価は高く、高回転域での振動が小さく、どの回転域からでもアクセルに機敏に反応する。
ステアリングには標準タイプの他に、第2世代となったダイレクト・アダプティブ・ステアリングが設定されている。
- 旧型のシャープな印象のフロントマスクに比べて、より精悍で力強いデザインに変わった。
スカイラインクーペ予想諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 4690☓1850☓1395 |
ホイールベース(mm) | 2850 |
車両重量(kg) | 1752 |
エンジン | V6DOHCツインターボ |
排気量(cc) | 2997 |
最高出力(ps/rpm) | 405/6400 |
最大トルク(kgm/rpm) | 48.4/1600~5200 |
トランスミッション | 7速AT |
価格 | 約533万円(予想) |
2017年12月
レクサスUX レクサス版C-HR
サイズ的には全長4400mm、全幅1900mm、全高1520mmで、ミドルサイズSUVのレクサスNXの下に位置するコンパクトSUV。16年12月14日に発売されたトヨタC-HRのレクサスバージョンと言える。4代目プリウス、C-HRと同じく、TNGAを採用する新世代車だ。
搭載されるパワーユニットはプリウスと同じ1.8L直4+ハイブリッド(UX250h)、2L直4ターボ(UX200t)、2.5L V6NA(UX250)が計画されている。日本仕様しようとしてはハイブリッドと2L直4ターボモデルが投入されるのが濃厚。
2L直4ターボはNXやRX、さらには縦置きでクラウンやISにも搭載される8AR-FTSで238ps/35.7kgmを発揮すると予想される。
- C-HRと同じく、低めの車高とクーペのようなプロポーション、そして彫りの深い造形は、これまでのレクサスと比べてもアグレッシブなデザインとなっている。
レクサスUX予想諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 4400☓1900☓1520 |
ホイールベース(mm) | 2640 |
エンジン | 直列4気筒DOHCターボ |
排気量(cc) | 1998 |
最高出力(ps/rpm) | 238/4800~5600 |
最大トルク(ps/rpm) | 35.7/4800~5600 |
トランスミッション | 6速AT |
スバルWRXSTI EJ20からFA20へ
新プラットフォーム「SGP」を採用した新型インプレッサをベースに開発。ポイントはEJ20に代わるエンジンにFA20ターボが採用されるかだ。
現状S4のFA20ターボは300ps/40.8kgmだが、STIに搭載するにあたり310ps/43.0kgmまで引き上げられる見込み。
- 高いボディ剛性を持つノーマルのインプレッサから、さらにモータースポーツ向けに剛性UPが図られる見込みだ。
スバルWRXSTI予想諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 4595☓1795☓1475 |
エンジン | フラット4 |
排気量(cc) | 1998 |
最高出力(ps) | 310 |
最大トルク(kgm) | 43.0 |
トランスミッション | 6速MT |