cタイトル:ブラックジャックによろしく 著作者名:佐藤秀峰
日本にベストな乗り物を創造する、と言う意志のもと、新型Nシリーズを開発したホンダ。
従来型N-BOXはその第一弾として2011年に登場し、その広い室内や使い勝手の良さで、ベストセラーモデルとなったのはご存知の通り。
そんなN-BOXの新型が8月31日、ついに姿を現した。
「全ての領域で性能を向上させた」と言うホンダが言う新型N-BOX、まず気になるのは従来型でも圧倒的だった室内空間だろうが、これはエンジンルームのコンパクト化、テールゲートの薄型化などでさらに拡大されている。
室内長で+60mm、前後席間距離で+25mmという数値は実際に座るとその数値以上の広さを感じさせる。
特に後席膝元空間は広大だ。
そして現代の車では欠かすことの出来ない安全性だが、こちらは安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全タイプに標準装備化するなど、大きく進化した。
「衝突被害軽減ブレーキ」「アダプティブクルーズコントロール」「車線維持支援システム」「誤発進抑制機能」などを内包するホンダセンシング。
新型N-BOXに装備されるものは、それら従来機能に加え、「後方誤発進抑制機能」、ハイ⇔ローを自動で切り替える「オートハイビーム」の2機能が追加されたもの。
ライバルと比較した際に、大きなアドバンテージとなるのは間違いない。
使い勝手の面での大きなトピックは、570mmのロングスライド機構を備えた「助手席スーパースライドシート」仕様車の設定だ。
助手席をめいっぱい後ろに下げれば、例えば後席チャイルドシートに座らせた子供にも手が届くと言うから、子育て世代には非常に嬉しい機能と言える。
また従来型に比べ75mmも低められたテールゲート開口部は、重い荷物や自転車などを積む際にとっても便利。
派手さはないが、使う人のことを考えた進化だ。
その他、新開発プラットフォーム+9割にも及ぶ構成部品の見直しなどによる約80kgの軽量化、YTECが採用されたNAエンジン、電動ウェイストゲート装備のターボなど、走行面での改良も当然行われている。
従来からの長所をさらに伸ばし、新たな魅力も獲得した新型N-BOX。どうやらこのまま軽自動車「王」の座に君臨し続けることになりそうだ。
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新型N-BOX諸元
G・L Honda SENSING(FF) |
G・Lターボ Honda SENSING(FF) |
|
全長☓全幅☓全高(mm) | 3395☓1475☓1790 | 3395☓1475☓1790 |
ホイールベース(mm) | 2520 | 2520 |
車重(kg) | 890 | 910 |
エンジン | 直3 DOHC 658cc | 直3 DOHC 658cc+ターボ |
最高出力(ps/rpm) | 58/7300 | 64/6000 |
最大トルク(kgm/rpm) | 6.6/4800 | 10.6/2600 |
ミッション | CVT | CVT |
JC08モード燃費(km/L) | 27.0 | 25.6 |
エコカー減税 (取得税/重量税) |
40%/50% | 20%/25% |
新型N-BOX価格
N-BOX
|
G・Honda SENSING
|
フロントベンチシート
|
FF | 138万5640円 |
4WD | 151万6320円 | |||
G・L Honda SENSING
|
FF | 149万9040円 | ||
4WD | 162万9720円 | |||
G・Lターボ Honda SENSING
|
FF | 169万5600円 | ||
4WD | 182万6280円 | |||
G・EX Honda SENSING
|
助手席スーパー
スライドシート |
FF | 159万6240円 | |
4WD | 172万6920円 | |||
G・EXターボ Honda SENSING
|
FF | 174万9600円 | ||
4WD | 188万280円 | |||
N-BOX
カスタム |
G・Honda SENSING
|
フロントベンチシート
|
FF | 138万5640円 |
4WD | 151万6320円 | |||
G・Lターボ Honda SENSING
|
FF | 169万5600円 | ||
4WD | 182万6280円 | |||
G・EX Honda SENSING
|
助手席スーパー
スライドシート |
FF | 159万6240円 | |
4WD | 172万6920円 | |||
G・EXターボ Honda SENSING
|
FF | 174万9600円 | ||
4WD | 188万280円 |