カテゴリーからして先代型と違う!?大変身した新型エスクードが10月15日に登場した。というのは4代目となる新型エスクード、実は欧州ではすでに4月から発売されている「ビターラ」。スズキの世界戦略社の1台で、これが今回、日本でエスクード名で発売されたのだ。生産するのはハンガリーのマジャールスズキ。そのため、今年2月発売されたSX-4Sクロスと同様に輸入車となる。
新型エスクード、といってもこれまでのクロカンタイプではなくて街中でも大丈夫ということのようですね。これなら乗ってみようかなという人もいるかもしれません。それで乗り換え考えるなら今の愛車を売却すると思うんですけど、愛車を下取りに出す前に無料一括査定サイトで価格確認しておいて下さいね。そうすればきっと高く売れますから。
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コンパクトになってモノコックシャシーに変わった!
そして冒頭で大変身したことを触れた新型エスクードだが、そのポイントの一つが先代型からのサイズダウン。新型は全長4175☓全幅1775☓全高1610mm、ホイールベース2500mmとなり、従来モデルより全長で125mm、前幅で35mm、全高で85mm、ホイールベースで140mm縮小。ホンダのヴェゼルなどのサイズに近く、コンパクトクラスになった。
しかもそのボディは小さくなっただけでなく、従来モデルで採用していたFRベースのビルトインラダーフレームから普通の乗用車と同じFF用のモノコックボディに一新。新型はタフな本格クロカンから、SX-4Sクロスと同じプラットフォームを採用した街乗り重視の新しいコンパクトSUVへと生まれ変わったのだ。
コンパクト化にともなって、エンジンも従来の2.4Lからダウンサイジングし、フリクション低減や軽量化をほどこした1.6L4DOHCのM16A型エンジン(117ps/15.4kgm)を搭載。これに、新型エスクードでは新たにアイドリングストップシステムと、新開発でアイシンAW製のパドルシフト付き6速ATが組み合わされたのがトピックだ。そして、各パーツの軽量化や空力性能の追求によって2WD車で18.2km/L、4WD車は17.4km/Lと、すぐれた燃費性能を実現している。
ひとクラス小さくなった新型だが、室内はゆとりのある空間を確保。スペースも5人乗車時で375Lの容量を実現し、使いやすさも追求している。その室内を見ると、シルバー加飾を大胆に使ったインパネやスポーティな形状の本革&スウェード調シートなどを採用し、クラス以上の上質感を実現。特に新しさはないが、ブラックを基調としたカラーも落ち着いていてとても好印象だ。
4WDも専用制御を採用
さらに注目が、4WD車に搭載された4WDシステムの「ALLGRIP」。「オート」「スノー」「スポーツ」「ロック」の4つの走行モードが選択できるのが特徴の電子制御4WDで、新型エスクードでは新たに専用制御を採用。悪路などで起こりやすい前後に2輪(対角輪)がスリップする状態を検知すると、ロックモードに切り替えることなく、自動的にスリップしている車輪に強いブレーキをかけるトラクションコントロールが作動し、スリップしていない車輪に多くの駆動力を伝達する事で、スリップ状態からの脱出をサポートする。低燃費化などの今の時代に合わせたシティ派のコンパクトSUVへと一新しながらも、オフロードにも強いのが新型エスクードのウリなのだ。
ラインアップは1グレードで2WDと4WDの2タイプ。ミリ波レーダー方式の衝突被害軽減ブレーキとアダプティブクルーズコントロールが標準装備されるのもポイントだ。価格は2WDが212万7600円、4WDが234万3600円。なお従来のエスクードは本格クロカンタイプとして「エスクード2.4」の名前で継続販売される。
エスクード4WD主要諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 4175☓1775☓1610 |
ホイールベース(mm) | 2500 |
車重(kg) | 1210 |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量(cc) | 1586 |
最高出力(ps/rpm) | 117/6000 |
最大トルク(kgm/rpm) | 15.4/4400 |
ミッション/駆動方式 | 6速AT |
JC08モード燃費(km/L) | 17.4 |
エコカー減税(取得/重量) | なし |
タイヤサイズ | 215/55R17 |
価格 | 234万3600円 |