トヨタは今年中盤から来年初めにかけて中上級セダンの商品ラインアップを強化します。プレミオ/アリオン/マークX、カムリなど中軸モデルをビッグマイナーチェンジまたは、フルモデルチェンジする予定です。プレミオ/アリオンは4~6月、マークXは10~12月、カムリは12月ないしは来年1月あたりの投入でスケジュール調整を進めています。プレミオ、マークXはトヨペット店、アリオンはトヨタ店、カムリはカローラ店の扱いで、これら3系列店でセダン市場のテコ入れを図るのが狙いです。
プレミオ/アリオン、マークXはビッグマイナーチェンジで、フロントマスクはバンパーまで切れ込んだ大型グリルの採用と安心パッケージの「トヨタセーフティセンスC」の標準装備がウリです。マークXはクラウン同様に3.5L V6エンジンに代わる2Lターボや2.5Lハイブリッドを搭載する見込み。
カムリはフルモデルチェンジで世代交代します。デザインはキープコンセプトでクオリティアップ。2.5Lハイブリッドの手直しで大幅な燃費改良をおこないます。セダンだけを半年間に集中して商品ラインアップを強化するのは異例ですが、これによって低迷中のセダン市場にどこまで影響を与えるか注目です。