ハスラーは国産SUVのトップセラーモデル。楽しそうな雰囲気と高いユーティリティ、Kカー特有のフレンドリーなテイストが人気の秘密だ。デビュー以来、目標の月販5000台を大きく上回る8000~1万台をコンスタントに販売する実力は立派である。
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ハスラーにS-エネチャージ
メーカーはハスラーの魅力を一段と鮮明にするリファインにも積極的だ。最新モデルは自然吸気エンジンを積むGとXグレードのCVT仕様にS-エネチャージと命名された簡易ハイブリッドシステムを組み込み、燃費性能は一段と磨きがかかった。
S-エネチャージは従来のオルタネーターに代わり2.2ps/4.1kgmの出力&トルクを持つモーター機能付き発電機(ISG)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたシステムである。減速時における回生充電を効率的におこない、加速時にモーターがエンジンを軽くアシストして燃料消費を抑えるという機構。ISGはスターターモーターの機能もかねており、アイドリングストップ時の再始動も担う。エンジンはギアではなく、ベルトプーリーを介して再始動するため、無粋なノイズを立てず、静かに走りだせる。
ハスラーのJC08モード燃費は32.0km/Lに改善
JC08モード燃費は従来比2.8km/L改善され、32.0km/L(FF)をマークする。モーターアシストの作動は発進から85km/hまでの速度に対応しているが、最長30秒間と限定的。主に市街地などの日常使用時に燃費を改善する制御である。
ハスラーのモーターアシストの狙いは、パワーの増大よりも、同じ加速を得る時にエンジンの負担を小さくし、燃費を向上させる点にある。したがって注意して観察しない限り、アシストされている印象はない。モーターアシストは、エンジンが全開になるフルスロットル時よりも、アクセルを軽く踏み込み、じわっと加速するような場面で効果的。「いつもの加速を省燃費で」というコンセプトを実践する技術である。
走りの主体は52ps仕様のエンジンだからパフォーマンスはマイルド。高速道路を走ると、もうすこしパワーがほしくなるが、シティユースなら不満はない。スムーズで静粛な走り味は快適そのもの。広く開放感たっぷりの室内に身を置きドライブしていると、まるで散歩しているような気分になる。あえて不満をあげるなら、乗り心地だ。低速域では足元に若干つっぱった感覚があって、乗り心地はやや固い。もう少ししなやかさが欲しい。ハスラーは日常に彩りを添える、可愛いペットのような存在だと言える。
主要諸元
グレード | X(FF) |
価格 | CVT 142万3440円 |
全長☓全幅☓全高(mm) | 3395☓1475☓1665 |
ホイールベース(mm) | 2425 |
トレッド(mm) | F1290☓R1290 |
最低地上高(mm) | 180 |
車重(kg) | 800 |
エンジン(レギュラー仕様) | 658cc直3DOHC12V |
最高出力(kW(ps)/rpm) | 38(52)/6500 |
最大トルク(Nm(kgm)/rpm | 63(6.4)/4000 |
モーター最高出力(ps)/最大トルク(kgm) | 1.6(2.2)/40(4.1) |
JC08モード燃費(km/L) | 32.0(燃料タンク容量27L) |
サスペンション | Fストラット/Rアイソレーテッドトレーリングリンク |
ブレーキ | Fディスク/Rドラム |
タイヤ&ホイール | 165/60R15+アルミ |
駆動方式 | FF |
乗車定員(名) | 4 |
最小回転半径(m) | 4.6 |