セレナ新登場！高速道路単一車線自動運転プロパイロット装備

愛車にパイロットが乗っている！？新時代のファリミーミニバン正式デビュー

これで5代目となる新型セレナのウリは何と言ってもプロパイロット。高速道路と自動車専用道での単一車線自動運転（レーンチェンジはできない）を可能にしたシステムで、スイッチを二つ押すだけで楽々自動運転になるのだから特に渋滞で威力を発揮する。

絶対つけたいプロパイロット

プロパイロットは高速道路と自動車専用道で前車の車間を維持し、また、白線を読み取りカーブも自動で曲がるシステム。前車が停止すればこちらも停止して停止状態を維持し、3秒以内に前車が動き出せば自動で発進。

3秒を超えた場合はスイッチを押すかアクセルを軽く踏むと発進し、ふたたび追従走行が始まる。3分を超えるとシステムは解除となる。X、G、ハイウェイスターGにオプション設定され、来年3月までの期間限定の標準装備車も用意される。

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プロパイロットのオプション価格は？

プロパイロットオプション「セーフティパックB」に設定されており、踏み間違い衝突防止アシスト、インテリジェントパーキングアシスト、アラウンドビューモニター、フロント＆バックソナー、カーテンエアバッグ＆前席サイドエアバッグなどとセットで243,000円（消費税込み）となっている。

NEWセレナ価格表

NEWセレナ「ライダー」価格表

 
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プロパイロット以外の注目ポイント

新型セレナの居住性

ミニバンで最も重要な居住性だが、新型はこれが大幅に進化している。まず2列目シート。最大690mmの超ロングサイドが可能になっており足元は広々。

全車8人乗りだが、2列目の中央は前後に動かせるスマートマルチセンターシートとなっていて、これを1列目に移動させると左右のシートは横方向のスライドが可能となる。

端を開ければスライドドアからそのまま3列目に入れるし、中央を開けてのウォークスルーもできる。

さらに2列目はシートベルトがシートに内蔵されており、例えばチャイルドシートをつけたままでも3列目への出入りができる。また、3列目から操作できるスライドドアの開閉スイッチを新たに設定している芸の細かさだ。

実際に乗ってみると室内の広さが実感できる。2列目シートを最大限後ろにスライドしても3列目は十分に座れるし、もちろん、両方を快適な広さに設定することも出来る。また、各種スライドの操作力が軽いのも特徴で、女性やお年寄りでも扱いやすい。

日頃荷物の出し入れを繰り返しているカメラマンが喜んだのが上半分だけ開けられる樹脂製のバックドア。狭い場所でも開閉でき、また、ドアを開けた時の荷崩れも防止できる。

給油口はキャップレスとなっており、給油がラクで手も汚れず、さらにスライドドアはキーを持っていればボディ下に足を出し入れするだけで開けられる。新型セレナは心配りの新装備が満載なのだ。

エンジンやサスペンションも進化している。MR20DD型直4、2L DOHCは従来型と同じだが、ピストン形状から新規開発するなど大幅に改良して燃費を向上。

JC08モード燃費はガソリンエンジン車が13.8km/Lから15.0km/Lに、S-ハイブリッドが16.0km/Lから17.2km/Lになっている（FF車）。またS-ハイブリッドに4WDが新設定されたのもニュースだ。

ボディ剛性を大幅に高めた上に、ショックアブソーバー（KYB製）もサイズアップして乗り心地を向上。走りの進化も大きいと言うから試乗が楽しみだ。なお、来年の春にはエンジンを発電専用につかう本格ハイブリッドが追加される。

新型セレナ主要諸元

（　）は4WD