新型ミライース 燃費だけを追わない斬新スタイル
2011年、イーステクノロジーをまとい、驚きの低燃費軽自動車として登場した現行ミライース。あれから6年、今年の5月9日に新型が誕生する。
先進技術で注目は確実で、販売面でダイハツの屋台骨を背負うモデルだけに、今年一番の注目車と言っていい。
まずスタイルは2015年東京モーターショーに出品したDベースコンセプトの流れを汲む「とんがり系」で、空力性能を追求したエアロボディ風となりそう。
現行モデルと比べると新時代がモロに伝わるスタイルになるが、これはあくまで上級モデル。低予算で製造されるベーシックモデルもラインアップされるのは確実なので、逆にこちらの方も気になってくる。
注目は新世代イーステクノロジー。その柱にDNGA(ダイハツニューグローバルアーキテクチャー)がある。
しかし、この新型ミライースではDNGAのものづくりやテクノロジーの思想を注入するだけにとどめ、新規のDNGAプラットフォームの採用は見送られる見通し。
そして、エンジンは3気筒660cの軽量エンジンの燃焼システムに、電磁波を導入した次世代テクノロジーを採用することは確実。
それに加え、トヨタの燃焼効率を高める技術も組み合わせるが、「今回のミライースは燃費だけを追わない方針」という。
ライバルのスズキアルトのJC08モード37.0km/Lをやや上回りつつも「車の出来」トータルを重視しそうな次期型になりそうだ。
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新型ムーヴ 来年秋デビュー予定
現在、スズキワゴンRがヒットを続け、注目されている。そのライバルのムーヴは昨年マイナーチェンジを受けたばかりだが、2018年に次期モデルが導入されるという。
ミライースでは本格採用がなかったDNGAプラットフォーム採用モデルとなりそうで、車そのものの質感は大幅アップ。
一方でデザインはキープコンセプトが予測されるが、フロントは大きく変わる見通し。燃費向上を図りながら、注目点は安全性能。現行車は単眼カメラ+赤外線レーザーの「スマートアシストⅡ」だが、その単眼カメラがステレオカメラに変わるのは確実といえよう。