パジェロ、ランクルからスーパーラグジュアリーSUV時代へ!
かつてポルシェカイエンの初代モデルが切り開いた「快速ラグジュアリークロスオーバーSUV」の世界。
その後、多くのメーカーからフォロワーモデルが続き、最近では超高級車ブランドのベントレーからベンテイガが、ランボルギーニからウルスが登場したのは周知のとおり。
BMWからは昨年9月のフランクフルトショーにSUVのフラグシップ、「X7」のコンセプトが登場し、さらにそのクーペタイプ「X8」の今年中の投入をも明言。
もはや世界的潮流のど真ん中を行くラグジュアリークロスオーバーSUVに、レクサスが新たなモデルを投入する。
それが今年1月のデトロイトショーでワールドプレミアされたコンセプトモデル「レクサスLF-1 リミットレス」だ。
現在、レクサスブランドは今年のジュネーブショーで初公開された末弟のUXから始まり、NX、RX、GX(ランクルプラドベース。日本未導入)、LX(ランクル200ベース)というSUVラインアップとなっている。
このLF-1はその頂点に位置するフラッグシップSUVとして登場する。
LF-1リミットレスのエクステリアデザインは長いノーズ、後方に構えたキャビン、クロスオーバーSUVでありながら重心を低く感じさせるボディで、セダンのフラグシップであるLSをそのままSUVに仕立てた印象だ。
市販モデルもほぼこのままのデザインで投入されることになるが、そのボディサイズはコンセプトモデルから若干小さくなるのだという。
LF-1リミットレスのコンセプトは全長5014x全幅1986x全高1605mm、ホイールベース2974mmだったが、市販モデルは全長5005x全幅1980x全高1595mm、ホイールベース2990mm。
かなりのロングホイールベース車となる。
プラットフォームはLC、LSと同じくTNGAコンセプトのレクサス版、GA-Lプラットフォームを採用。
注目されるパワートレーンはLSと同じV6、3.5Lハイブリッドに加え、F仕様専用のV8、4Lツインターボ設定する。
トランスミッションはハイブリッドが電気式無段変速、4Lツインターボには10速ATが組み合わされる。
駆動方式は4WDのみで、予想価格は1350万-1800万円だ。
レクサスLF-1主要諸元
グレード | LF-1(標準) | LF-1(F仕様) |
全長☓全幅☓全高(mm) | 5005☓1980☓1595 | 5005☓1980☓1595 |
ホイールベース(mm) | 2990 | 2990 |
車重(kg) | 2900 | 2850 |
エンジン | V6DOHC+モーター | V8DOHCツインターボ |
総排気量(cc) | 3456 | 3988 |
最高出力(ps/rpm) | 299/6600 | 650/6500 |
最大トルク (kgm/rpm) |
36.3/5100 | 68.3/2500-4500 |
システム出力(ps) | 359 | ー |
JC08モード燃費(km/L) | 11.0 | ー |
トランスミッション | 電気式無段階変速機 | 10速AT |
予想価格 | 1350万円 | 1800万円 |