今年のトヨタは大物新車が相次いで登場する。
6月に集中しているのがポイントなのだが、何と言ってもトヨタを代表する二つのビッグネーム、クラウンとカローラが6月25日、6月26日と連続して新車発表されるというのはちょっと異例だ。
15代目となるクラウンは新開発TNGAプラットフォームを採用し、低重心化を実現するともにドイツニュルブルクリンクを走り込んで徹底的に本格派スポーツセダンとして鍛え上げたダイナミック性能が自慢。
従来のクラウンを象徴する「ロイヤルサルーン」のグレード名を捨て、「RS」を筆頭として新たなグレード体系にしているのも注目ポイント。
システム出力359psのV6、3.5Lマルチステージハイブリッドを筆頭に、売れ筋となる直4、2.5Lハイブリッド、直4、2Lターボといったパワートレーンを用意している。
この翌日、6月26日に登場するのがカローラだ。
ただし今回登場するのは従来のオーリスのポジションを受け継ぐ5ドアハッチバック。
セダンのアクシオとワゴンのフィールダーは来年秋にフルモデルチェンジする予定。
北米向けは新開発2Lハイブリッドが搭載されるが、日本向けはプリウスと同じ1.8Lハイブリッドと、1.2Lターボの二本立て。
25mm低められた全高、TNGAプラットフォームの採用などにより、操縦安定性能の高さが自慢のハンドリングマシンとなる。
そして真打とも言えるのが12月に登場のスープラだ。
BMWとの共同プロジェクトで誕生する新生スープラは、直4、2Lターボに加え直6、3Lターボ搭載モデルもあり、俄然心が揺さぶられる。
- トヨタの誇るフラッグシップVIPカー、センチュリーも6月25日にフルモデルチェンジして登場。5L、V8ハイブリッドとなる。
- 実質的にはオーリスの後継車となるカローラハッチバック。全長4370mm、全幅1790mm、全高1435mmでホイールベースは2640mmとなる。
- カローラシリーズの本流とも言えるセダンのアクシオ、ワゴンのフィールダーは来秋モデルチェンジの予定。セダンは5ナンバー、ワゴンは3ナンバーボディとなる予定だ。