トヨタがダイハツと共同開発したコンパクトカー「パッソ」。ダイハツのブーンは姉妹車になるが、その3代目となる新型パッソが間もなく4月11日にデビューする。その新型のポイントは、パッソ本来の良さをさらに強化した点にあるという。
その1つが、コンパクトなボディはそのままに実現した、より広い室内空間だ。ボディサイズは全長と全幅は現行型と同じで、全高は現行型より10mm低くなったが、ホイールベースは50mm拡大。パッケージングの効率化により、室内の前後シート間隔は75mm拡大し、一回り大きいフィット以上の感覚だと言う。
それとポイントの2つめが、登録車のガソリン車でナンバーワンの低燃費。エンジンは現行型にある1.3Lは廃止され、1Lの3気筒のみの設定。JC08モード燃費は2WDで28.0km/Lを実現する(4WDは24.4km/L)。
また、プラットフォームの改良などによりフラットな乗り心地や静粛性も向上しているというから、快適性の面も期待できそうだ。そして、新型でさらに注目なのが通常のパッソに加え、クラシカルテイストのもう一つのモデル「パッソMODA」の設定だ。より上質な内外装と2トーンカラーを採用した仕様で、女性を中心に人気を集めそうだ。また、新型は先進安全システムのスマートアシストⅡが設定される点も見逃せない。
パッソ X”LパッケージS”
全長☓全幅×全高(mm) | 3650☓1665×1525 |
ホイールベース(mm) | 2490 |
車重(kg) | 910 |
エンジン | 998cc、直3DOHC |
最高出力(ps/rpm) | 69/6000 |
最大トルク(kgm/rpm) | 9.4/4400 |
トランスミッション | CVT |
JC08モード燃費(km/L) | 28.0 |
価格 | 約140万円 |