トヨタはハイブリッドモデルの2次バッテリーの素材のニッケル水素とリチウムイオンを乗用車各タイプのクラスやジャンルによって使い分ける方針です。ニッケル水素バッテリーは信頼性、耐久性にすぐれているといったメリットがあります。これに対してリチウムイオンバッテリーは軽量、コンパクト、高効率という強みがあります。
昨年12月にフルモデルチェンジした新型プリウスは両素材の強みをいかし、グレードによって2つのバッテリーを使い分けしています。コストパフォーマンスについてはどちらも同程度まで引き下げることに成功しています。また、ほかの機能部品と同様に車の寿命まで使えるように改善している為、中古車になっても基本的には途中でバッテリーユニットを交換する必要はないとのことです。
今後はクラスやジャンルによって使い分ける方針でユニットを格納するスペースが狭いコンパクトカーやミニバンについてはリチウムイオンバッテリー、そのほかはニッケル水素といった具合に両ユニットを使い分ける方針です。