ホンダは10代目となるシビックハッチバックのプロトタイプを世界初公開。日本ではタイプR以外売られていないシビックだが、今も昔もホンダの象徴。これまで欧州と北米はそれぞれ別のプラットフォームを使ったモデルが投入されていたが、この10代目から欧州、北米共通のモデルを販売。北米では既にセダンとクーペが売られており、この5ドアハッチバックは新たに追加される第3のボディというわけだ。
今回公開されたのは欧州向けのモデルで、エンジンは新開発の3気筒、1L直噴VTECターボと4気筒、1.5L直噴VTECターボ、それに4気筒1.6L i-DTECターボを搭載すると発表された。
最近のトレンドに則ったアグレッシブなデザインとなっており、現行モデルに対して全長を130mm、全幅を30mm拡大し、全高を20mm下げている。今回は正式なボディサイズは発表されなかったが、全長4500☓全幅1800☓全高1450mmあたり。ホイールベースは北米仕様のセダンは2700mmだが、このハッチバックもそれと同じとなるだろう。
現在、日本のシビックはタイプR(英国からの輸入)のみとなっており、それももう完売。カタログモデルとしては8代目が10年に国内での生産を終了してから6年間シビックはラインアップしていないことになる。
しかし八郷社長はこの10代目を日本にも導入することを発表。セダンかハッチバックかその両方かはまだ明らかにしていないものの、2年以内に日本でシビックが完全復活することになる。