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ホンダS2000 2Lターボのミドシップ スポーツカー戦略がいよいよ本格化する!

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ホンダが本格的に動き出した。2月24日に開催された社長定例会見において、八郷社長は今後の事業方針を表明した。その中で強調されていたのが、「ホンダの車作りの変革が必要」ということ。具体的には「商品コンセプトの明確化」であり、これまでのマーケティング主体の商品展開から、もっと開発現場、研究所を主体としたプロダクトアウトの商品開発に力を入れていくということ。これにより、「ホンダらしさを」前面に打ち出した商品展開を進めていくという。

もちろんこの場で具体的な新規投入車種についての発言などはなかったが、現在開発中の新型アコード、CR-Vについては新開発プラットフォームを採用するダウンサイジングターボであることが明かされ、北米で好評の新型シビックを日本導入に向けて検討していることなどが明らかにされた。

新型S2000は2Lターボのミドシップで開発進行中

こうした商品開発戦略から、いま、ホンダはスポーツモデルのラインアップ強化に向けて動き出したとことが窺える。ヨーロッパのマーケティング部門はF1と関連付けてボクスタークラスのスポーツモデルの必要性を訴えている。これが次期型S2000ということになる。

初代S2000はNAの2Lエンジンをフロントに置いたFRレイアウトを採用したが、現在開発中の新型は、シビックタイプRに搭載されるオーバー300psの2Lターボをミドに搭載するMR。存在感のイメージとしてはミニNSXといってもいい。実際新型NSXは3モーターハイブリッドによるミドシップ4WDを採用するなど、メカニズム的にも凝ったものとなり、パワフルではあるが一方で車重も重くなり、また価格も2000万円を超えるなどあまりにも高価となってしまった。

開発中のS2000は、そういった意味でミニNSXというよりも、初代NSXの正常進化モデルという雰囲気。まさにボクスター/ケイマンクラスのスポーツカーだ。

一方で、特に欧州で求められているSUVの開発も急務とされていることから、新型S2000の開発は若干遅れるという情報もある。しかし、着実に開発が進行しているとの情報もあり、その辺りは多いに期待していい。

ミドに搭載される2Lターボのスペックは、ミドシップでトラクション面でのメリットが大きいことから、FFのシビックタイプRよりもハイパワー、高トルク化されることになる。おそらく350ps、42kgm当たりとなるはずだ。トラクションは6速MTに加えてDCTの採用もある。デビューは2年以上先の、18年末から19年前半となりそうだ。価格は500万~600万円を目標とする。

S2000予想スペック

全長☓全幅☓全高(mm) 4470☓1800☓1300
ホイールベース(mm) 2475
パワーユニット 直4DOHC、1995ccターボ
最高出力(ps/rpm) 350/6800
最大トルク(kgm/rpm) 42.0/2500-4500
トランスミッション 6MT
JC08モード燃費(km/L) 11.5
価格 600万円

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