ついに発売開始された新型プリウスPHV。その走りはノーマルプリウスと比較して全てにおいて上回るとの評価のようだが、その価格差も約100万円と大きい。
ここではプリウスPHVの魅力やコストについて、価格差100万円の価値はあるのか?というところを見ていきたい。
プリウスPHVのここが魅力のポイント
- 200Vで2時間20分充電すれば60kmを超えるEV走行が可能
- 夜間電力なら70円程度で50km程度は走れる計算
- 100V/6Aの家庭用電源でも充電可能
- 発電機をプラスアルファの駆動動力として使用する
- オプションのソーラーパネルで年間1000km走行分相当の電力を発電することができる
- 充電ポートから100Vコンセントによる外部給電が可能
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プリウスとプリウスPHVのランニングコスト比較
- レギュラーガソリン-120円/L
- 電気代=8.8kWh充電当たり176円(深夜電力なら50~60円程度となる)
- PHVのEV走行は実用50km程度なので、1km走行あたりの電気代は3.52円
- ノーマルプリウスの一般道実燃費は25km/L程度なので、1km走行あたりのガソリン代は4.8円
※通勤などで1日の走行距離が50kmならば、PHVはガソリンを使わないので1.28円/日得する計算
プリウスとプリウスPHVの本体と装備の比較
プリウスAプレミアムツーリングセレクションの価格は319万9745円、PHVのプレミアムは422万2800円でツーリングセレクション同等の215/45R17タイヤ&アルミホイールを装着するとプラス7万2360円で429万5160円となり、隣価格差は109万5415円となる。PHVには9万6000円の補助金があるため、実質的価格車は100万円と思えばいい。
この価格差をどう見るか。走るのにかかる燃費&電気代で価格差を取り戻そうとするなら35~40万km必要なので現実的ではない。
PHVは満充電で50km程度はEV走行できるようなので、日々の通勤などではガソリンを全く使用せずに走らせることも可能。ここに価値を感じられるのであればPHVは買いだ。
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プリウスPHVとノーマルスペックの比較
プリウスPHV Aプレミアム |
プリウスAプレミアム ツーリングセレクション |
|
JC08モード燃費(km/L) | 37.2 | 37.2 |
充電電力使用時 走行距離(km) |
68.2 | - |
全長☓全幅☓全高(mm) | 4645☓1760☓1470 | 4540☓1760☓1470 |
ホイールベース(mm) | 2700 | 2700 |
車両重量(kg) | 1530 | 1390 |
エンジン | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC |
排気量(cc) | 1797 | 1797 |
最高出力(ps/rpm) | 98/5200 | 98/5200 |
最大トルク(kgm/rpm) | 14.5/3600 | 14.5/3600 |
モーター出力/トルク(ps/kgm) | 72/16.6 (ジェネレーター使用時 31/4.1) |
72/16.6 |
動力用主電池 | リチウムイオン電池、 351.5V、8.8kWh |
リチウムイオン電池、3.6Ah |
トランスミッション | 電気式無段階変速 | 電気式無段階変速 |
サスペンション | ストラット/ ダブルウィッシュボーン |
ストラット/ ダブルウィッシュボーン |
タイヤサイズ | 195/65R15 | 215/45R17 |
価格 | 422万2800円 | 319万9745円 |