C-HRやヴェゼルと言ったコンパクトSUVが人気となっているが、2010年すでにこの流れを掴んでいたのが三菱のRVRだ。
ただし、大人しいデザインと1.8Lという微妙な排気量のせいか、人気は伸び悩み、7年の歳月が流れていた。
ダイナミックシールドを与えられた新型RVRはブラックグリルがバンパー左右とアンダーガード部から包み込まれるような表情となり、遠くからでもRVRと分かるようになった。
元々バランスは良かったので、引き締まった印象になった。
1.8L SOHCエンジンは139psと意外にパワフル。C-HRの1.8Lハイブリッドのシステム出力122psを上回る。
低速トルクもあるから、街中でも乗りやすい。ハイブリッドやディーゼル、ダウンサイジングターボでないと、地味に見えるが、NAらしい実用性の高さを再認識できた。
おすすめはボタンひとつで切り替え可能な4WDの方だが、コスパで選ぶならマニュアルエアコンなど装備は簡素になるが、MのFFが205万8480円とお買い得だ。
- ダイナミックシールドデザインで印象は一変。遠くからでもRVRとわかる強烈な個性が生まれた。
- 4J10 MIVECエンジンは1.8L SOHCだが、DOHCなみの高出力を誇り、低速からのトルクの出方もスムーズで乗りやすい。ちなみに4WDはボタンひとつで切り替わる電子制御式。
- FF、4WDともに最低地上高が195mmあるから、オフロードや雪道でもたくましい走りを見せる。
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RVR G 4WD
全長☓全幅☓全高(mm) | 4335☓1770☓1630 |
ホイールベース(mm) | 2670 |
車両重量(kg) | 1430 |
エンジン | 直4SOHC |
最高出力(ps/rpm) | 139/6000 |
最大トルク(kgm/rpm) | 17.5/4200 |
トランスミッション | CVT |
JC08モード燃費(km/L) | 14.4 |
予想価格 | 248万7240円 |