従来のハイブリッドよりe-POWERを優先し、量販モデル全車に順次展開へ
日産はガソリンエンジンとモーターの組み合わせによるハイブリッド車について、従来の1モーター2クラッチ方式よりもノートに設定しているe-POWERを優先し、量産モデルに順次展開する方針です。
従来のハイブリッドよりe-POWERの方が走行性能に優れ、マーケット評価が高く、量産によるコストダウンも可能といったメリットが期待できるためです。
18年以降はセレナ、ジューク、エクストレイル、次期型キューブなど量産モデルに順次展開する方向で開発を進めています。
1モーター2クラッチによる従来のハイブリッドはフーガ、シーマ、スカイラインの高級セダンとSUVのエクストレイルに採用していますが、今後はこれ以上の拡大採用はしないものと思われます。
e-POWERのユニットは当面、コンパクト&ミディアムクラスを中心に展開し、1モーター2クラッチ方式は上級車用と分けて搭載する可能性もあります。
日産店は新型リーフに期待するも懸念も指摘
日産店各社は9月6日に発表する新型リーフに対して、期待はするが懸念も指摘し複雑な表情を見せています。
新型車は航続距離の大幅延長や運転支援システム「プロパイロット」をはじめ、大幅な商品力アップを図っている一方で、メーカーサイドからは販売施策についての説明が全くないので、ユーザーからの問い合わせに明確な説明ができない状況にあるためです。
価格の説明もないので事前の売り込みも出来ず、ヤキモキしています。
将来のマーケットニーズの期待は大きいが、実際にどのような状況になるのか、複雑な心境になっている様子です。
- 航続距離のアップなどを大幅に進化する新型リーフだが、販売店ではまだ詳細情報が伝わっていないことで、しっかりとした顧客対応ができていないと言う。