誕生から50周年を昨年迎え、先月11日にマイナーチェンジを受けたばかりのカローラだが、12代目モデルとなる次期型のキーワードは「原点回帰」。
次期型カローラの開発担当者もベーシックな部分は手堅くおさえながらスポーティさを盛り込んでいるのだという。
現行型ではヴィッツと同じBプラットフォームを採用し、これまでカローラは5ナンバーサイズを堅持してきたのだが、次期型ではいよいよ全幅1700mmを超える。
3ナンバーボディとなることでスポーティ色を強めることになるのだ。
当然プラットフォームは新開発のTNGAが採用され、次期型オーリスとも共用する。
ヘッドライトはプリウスPHVのようなシャープなLEDタイプを採用する。
パワートレーンには直4、1.5Lのハイブリッドをメインに据え、ワゴンのフィールダーも引き続き設定されそうだ。
現行のBプラットフォームから世界共通のCプラットフォームになり、ゆくゆくはクラスが上のセダンとなるプレミオ/アリオンを統合する可能性も指摘されている。
このことも次期型でボディサイズを拡大する理由になっていそうだ。
そして次期型カローラには、過去に人気だったFXのようなスポーティなハッチバックモデルの情報もキャッチされていたが、どうやらそれが次期型オーリスとなる。
国内市場でも販売的にCセグメントハッチバック車はボリュームが見込めるため、パワートレインはカローラよりもワイドなラインアップになりそう。
基本的にはキャリーオーバーで1.8Lハイブリッド、1.5L&1.8Lハイブリッド、1.2L直噴ターボの4種類。
ボディサイズもかつてのブレイドのようなVWを意識した全幅1750mm級で、より上質なハッチバック車として登場することになるという情報もある。
さらに注目したいのは開発中止となったコンパクトスポーツ、「S-FR」の後継モデルとしてオーリスに直3、1.6L直噴ターボを積んだ4WDスポーツが追加されるということ。
開発目標としては最高出力250ps/最大トルク35.0kgm以上というから、期待せずにはいられない。
ゴルフGTIなど欧米のホットハッチモデルに伍する存在になりそうだ。
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カローラ
12代目となる次期型カローラは歴代で初めて全幅1700mmを超える3ナンバーのワイドボディを身にまとっての登場となる。
キーワードは「原点回帰」でスポーティーさを前面に打ち出したエクステリアに。
プラットフォームには新開発のTNGAプラットフォームが採用され、事実上の姉妹車となるハッチバック車の次期型オーリスとの共用。
オーリス
次期型カローラのハッチバックと考えられていたモデルが次期型オーリス。
基本的にパワートレーンは現行型からキャリーオーバーされ、1.8Lハイブリッドを筆頭に1.2L直噴ターボ、1.5L&1.8Lガソリンを設定する。