12月25日マイナーチェンジのアルファード/ヴェルファイアは絶好調な滑り出し
トヨタが12月25日にマイナーチェンジした「アルファード/ヴェルファイア」の売れ行きが絶好調の滑り出しを見せ、早くも納期が3月以降にずれ込む異例の事態となっています。
12月中旬の予約受付開始の時点では商品説明用のパンフレットも用意されておらず、タブレット端末による画像説明だけで、外観デザインの変更点もマスキングされてわからない状態でした。
しかし、それでも既納ユーザーを中心に予約の申し込みが殺到している状況にありました。
12月末現在で受注台数は両シリーズ合わせて5000台を突破し、新年早々には1万台の累計に達することが、ほぼ確実な情勢となっています。
今年はアルファードを扱うトヨペット店、ヴェルファイアを扱うネッツ店とも新型車がゼロの状況ですから、両シリーズの絶好調な滑り出しは朗報となりそうです。
ただ12月、1月は供給態勢が整わないので、本格的に販売台数が上乗せされるのは2月以降となりそうです。
- 17年12月25日にマイナーチェンジしたアルファード/ヴェルファイア。
3.5L V6エンジンを一新して直噴化したのとフェイスリフトが大きな改良点
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ヴォクシー/ノアがマイナーチェンジ後、わずか4ヶ月で特別仕様車を設定する理由
トヨタは11月24日、ヴォクシー/ノアに特別仕様車「ヴォクシーZS煌」、「ノアSi WxB」を発売しましたが、このことが扱う販売店にとって驚くとなって広がっています。
というのは両シリーズが昨年7月3日にかなり大幅なマイナーチェンジを実施したばかりだからです。
トヨタのこれまでの商品展開は、フルモデルチェンジ、マイナーチェンジの約1年後に特別仕様車や追加モデルの設定で商品ラインアップを強化するのが恒例になっています。
それが今回はわずか4ヶ月あまりで特別仕様車を設定しています。
異例の理由は7月にマイナーチェンジしたものの、両モデルとも販売実績が前年を下回る不振状態が続いているためです。
加えて、ライバルのホンダステップワゴンがハイブリッド車の追加で追い上げています。
日産のセレナも3月にはe-POWER車を設定して攻勢をかける方向にあるので、早めに手を打つ必要があったとも言えます。
ところが販売するネッツ店、カローラ店としては「こんな短期間で特別仕様車を発売するとマイナーチェンジしたばかりのカタログモデルがますます売れなくなってしまうのではないか」と効果を疑問視するコメントを寄せているのです。
果たしてこれが今後どのような結果を生むのか注目したいです。