デビューから5年を迎える19年、レヴォーグは新設計のダウンサイジングターボエンジンを搭載してフルモデルチェンジする。さらにプラットフォームも一新して次期型は、新時代のスポーツワゴンへと生まれ変わる!
海外向けにサイズアップしたレガシィに代わる日本向けステーションワゴンとして14年にデビューしたレヴォーグ。
現在、登場から4年を経過したわけだが、このレヴォーグは19年にフルモデルチェンジすることになる。
スバルは16年に発表した新中期経営計画「際立とう2020」の商品戦略の中で、19年からは新開発となるダウンサイジングターボを投入することを明記している。
そして、その新型ダウンサイジングターボ搭載車第一弾となるのが、19年登場予定の次期型レヴォーグにほぼ決定している。
現在、2Lと1.6Lという2種の直噴ターボが設定されているレヴォーグだが、次期型ではダウンサイジングコンセプトで新設計された1.8Lと1.5Lの直噴ターボを搭載。
ただしデビュー当初は、現在のFA20ターボから置き換わる1.8Lターボのみの設定となり、現在の販売メインモデルであるFA16ターボの後継エンジンとなる1.5Lターボは1年後の20年に追加されてデビューする可能性が高い。
このダウンサイジング化の一番の狙いはもちろん燃費性能の向上。
そのためパワーは現在の2Lターボ&1.6Lターボよりも若干抑えられるはずで、1.8Lターボは270ps程度、1.5Lターボは150ps程度になる見込み。
一方で重視される燃費性能の方は、さらに高効率化は図ったCVTとの組み合わせによって現在より7~17%精度向上させ、それぞれJC08モードで15km/L台、18km/L台を目標に開発されているという。
また、次期型レヴォーグではエンジンだけでなくスタイルも大きく変わることになる。
その基本デザインとなるのは、昨年の東京モーターショーで公開されたヴィジブ パフォーマンス コンセプト。
これは次期型WRXのコンセプトモデルだが、この力強さと流麗さを兼ね備えたフォルムやシャープでハリのあるボディラインと言った次世代スバルデザインが次期型レヴォーグにも採用されるのだ。
そして、このボディの基本骨格となるのはもちろん、現行型インプレッサで極めて評価の高い新型プラットフォーム(SGP)。
これによって大幅にボディ剛性が高められ、ハンドリングから乗り心地まで大きく性能アップするのも間違いない。
エンジンからボディまで、すべてが新しく変わる次期型レヴォーグは新時代を実感できるスポーツワゴンになる。