日産のハイブリッド系はe-POWERに一本化か?
日産はハイブリッド系パワーユニットについて、近い将来、エンジンを発電のみに使う「e-POWER」車に一本化する方向で開発を進めているようです。
これまでハイブリッド系パワーユニットは1モーター2クラッチ方式を開発して、2Lハイブリッドはエクストレイル、3.5Lハイブリッドはスカイライン、フーガ、シーマに搭載して販売しています。
しかしながら、エクストレイルを除く3モデルはいずれも販売不振で、採算割れとなっていて生産継続が難しくなっています。
一方で、17年9月に発売した「ノートe-POWER」は好調な販売推移を見せており、ノートシリーズの約80%の販売構成比を占め、登録車のトップセラーに浮上する原動力となっています。
このため2月28日発表、3月1日発売する「セレナe-POWER」もヒットすることが予想されます。
これによって、同クラスミニバンのトップセラー復帰を目指す構えです。
e-POWER搭載車は低燃費でありながら、従来のかったるい走りのハイブリッドとは違う、走行性の良さが受け入れられている状況にあります。
こうしたことから今後同ユニットを他の量産車にも展開し、従来型ハイブリッドに代わるパワーユニットにとする方向で開発を進めることにしたようです。
キューブは4月1日にマイナーチェンジ
日産はキューブを4月1日にマイナーチェンジします。
内外装のデザイン変更、法規対応、安全対策強化などで商品力を強化するのが今回の改良のポイントです。
なお、従来モデルはすでにオーダーストップしていて、在庫一掃セールに入っています。
GT-Rは22年で生産終了。次期モデルの計画はナシ
日産はGT-Rの次期モデルの開発を断念したということです。
現行型の最終仕様として、来年秋に20年モデルをリリースし、そのまま22年まで販売。
それを最後に生産が終了し、GT-Rの歴史は終わるそうです。
これまでに何度か次期モデルの開発についての情報が入っていましたが、ここに来て、それらは全て「不可能」と判断されたそうです。
確かに車の電動化が進む中、GT-Rのようなモンスターが生き残るのは至難のワザ。
技奇跡は起きなかったということでしょう。
さらに言うと、エルグランドも次期型の開発は全く進んでいないようです。
国内専用車種を作りにくい状況の上、提携相手である三菱もこのサイズのミニバンを必要としていないのが痛いようです。
エルグランドも現行型で終了という可能性が高まっています。
国内市場の優等生エクストレイルは来年フルモデルチェンジ
新規投入の期待の星はエクストレイル。
来年夏頃にフルモデルチェンジが予定されています。
現行型は2Lのガソリンエンジンと1モーター2クラッチタイプのハイブリッドというラインアップですが、次期モデルはノートで好評のe-POWERを搭載することになります。
ノートよりも出力の大きいエンジン、モーターを使い、重量増に対応。
モーター駆動の爽快な走りを楽しめる車となります。
また、e-POWERには4WDの設定がないため、現行型のハイブリッド4WDも残すという情報もあり、ユーザーの嗜好に対応。
いずれにしても純ガソリンエンジンは姿を消すことになりそうです。
新型ジュークは8月登場。NISMO仕様の開発も急ピッチで進行中
今年登場する車では新型ジュークが注目を集めそうです。
近年、欧州で流行っているクーペタイプのSUVという新ジャンルを築いた車で、デビューは10年。
8年の歳月が経ち、さすがに古さが隠せなくなってきていたが、8月にフルモデルチェンジして一新します。
こちらもメインのパワーユニットとしてe-POWERを搭載。
日産のこれからの国内戦略はe-POWERを中心に展開していくことになるでしょう。
CMF(コモンモジュールファミリー)と呼ばれるグループ共通のプラットフォームを採用し、ジュークはシリーズ初となるBプラットフォームを採用。
ボディサイズは現行モデルと同等となりそうです。
また、NISMO仕様の開発の進んでおり、こちらは現行モデルと同じ1.6L直噴ターボを搭載し、一年遅れの19年夏頃の登場が予想されています。
今度は相当かっこいい?次期マーチは来年デビュー
ノートと対照的にマーチの販売不振は深刻。
採算割れで整理の対象となってもおかしくないはずだが、国内市場のメインカテゴリーとあって次期モデルが予定されています。
今度のマーチはエッジの効いた相当スタイリッシュなデザインになると言うから期待が膨らむ。
ノートとの差別化を図る必要もあり、よりコンパクトでスポーティな雰囲気を強調したモデルになるそうです。
これもパワーユニットはe-POWER。
現行モデル同様にNISMO仕様も計画されており、NISMOもe-POWERとなりそうです。
フェアレディZ50周年記念車登場確実
69年の初代登場以来、来年で50周年を迎えるフェアレディZ。
その記念車が年内にも登場すると言われています。
そして、20年にはフルモデルチェンジで7代目が登場。
日産は車種整理を進める方向だが、Zは残り51年目からの伝統を紡い行きます。
リーフに続くEVは20年以降続々登場
日産、ルノー、三菱アライアンスの中期計画によると、20年までにEV専用の共通プラットフォームを実用化し、新しいEVモーターおよびバッテリーを投入。
また、22年までに12車種のEVを発表し、EVの航続距離600kmを達成するとしています。
3社共通の計画で、日産ブランドのEVが何車種登場するかは不明ですが、20~22年に、いよいよリーフに続く量産EVの販売が本格化するということ。
中でも日産の次のEVは小型車とクロスオーバーになるという噂です。