ソアラ蘇る!V8、5L NA搭載。レクサスのスノースポーツクーペ日本導入は来春を明言
ソアラのDNAを持つ
ラグジュアリークーペの王様といえば、ソアラ。86年に誕生した二代目(Z20)は、86年1年間で38553台を販売し大ヒットモデルになった。そのソアラもレクサスSCとなった後、2010年に消滅。手に入れることができなくとも、フラッグシップクーペの復活は、ソアラを知るファンの多くが待ち望んでいたところだ。
LC500のプレスカンファレンスには豊田章男社長自らが登場。北米で「レクサスは良い車だが退屈だ」と評価されている事に対し、「レクサスを熱いブランドにするため、自分がリードし、もう二度と退屈だと言わせない」と猛烈にアピールした。このことからもわかるように、ある意味レクサスのブランド力をもう1段引き上げるための勝負モデルなのだ。
新開発のFRプラットフォーム&マルチリンクサスペンションを採用している点に注目。世界中のワインディングや高速道路をテストで走ったといい、「道が車を作る」という、章男社長の思想が反映されているようだ。
また、フロントサスペンションタワー、フロントフェンダー、サイドドア外板にアルミを採用、ルーフやラゲージドア、サイドドアの内部にCFRPを採用するなど、徹底した軽量化に取り組んでいる。
新開発の10速ATに注目
エンジンはGS FやIS Fに搭載される2UR-GSE、V8、5Lで北米仕様のスペックは最高出力475ps/7100rpm、最大トルク54.0kgm/4800~5600rpm。大きな違いはGS FやIS FがLC500はアイシンが開発した10速ATを採用することだ。
構成する部品をアルミ化することで大幅な軽量化と小型化が可能になったと言い、アクセルやブレーキ、車両Gからドライバーの意図を読み取り、10のギアから最適なものを選ぶ最新の制御が入る。
また、アクティブ・エキゾーストが採用され、スポーツモードでは回転の上昇に合わせ、アグレッシブなサウンドを堪能できるという。
タイヤにもこだわり、装着されるのはミシュランが新開発した「パイロットスーパースポーツZP」というフラットタイヤで標準は20インチながら前245/40RF21、後275/35RF21も装着できる。ブレーキは前6ポッド、後4ポッドだ。
ちなみに0~60マイル(約96km/h)加速は4.5病以下と発表されている。日本での発売は来春、価格は1000万円オーバーか?当然、ハイブリッドもラインアップされるはずだ。
レクサスLC500スペック
全長☓全幅☓全高(mm) | 4760☓1920☓1345 | |
ホイールベース(mm) | 2870 | |
エンジン | V型8気筒DOHC、4968cc | |
最高出力(ps/rpm) | 475/7100 | |
最大トルク(kgm/rpm) | 54.0/4800-5600 | |
トランスミッション | 10速AT | |
サスペンション | マルチリンク/マルチリンク | |
タイヤサイズ | F245/40RF21、R275/35RF21 |