見た目は不変、中身は激変!NEW CX-3は上質な走りに深化!
新型の登場からわずか10ヶ月。昨年12月24日に早くもCX-3の一部改良モデルが登場。既存ユーザーの恨み節が聞こえてきそうな気もするが、これも真摯に車を煮詰めている一つの証。
主な改良点は以下のとおり。
- エンジンのトルク応答を綿密にコントロールする「DE精密加給制御」
- 前後ダンパーの内部構造とフロントスタビライザーの構造改良
- 電動パワステの制御を改良
- ナチュラル・サウンド・スムーザーを全車標準装備化
- 最上級グレードにブラックレザー内装仕様を追加
外観は一切変わっていないが、エンジンの制御や足回り、そして内装には上級グレードにブラックレザーシート追加するなど、きめ細やかな改良がほどこされているのだという。
今回は、首都高速と一般道双方を通るルートで、改良後の新型と旧型を同時に試乗。行きと帰りの同じ区間で、2つのモデルを走らせたのだが、新旧の違いにびっくり。
CX-3に搭載される1.5Lのエンジンディーゼルエンジンは、従来から実用域でのトルクもたっぷりあったのだが、最大トルクの発生回転1600~2500回転となっていて、実はこれよりさらに低い回転域で10~20kmで走行中といった状況からアクセルを踏み込むと、加速の物足りなさを感じる面もあった。
が、新型は一味違う。アクセル操作に対して、よりリニアにトルク応答を制御する「DE精密過給制御」を行ったなんて説明を受けなくても、あきらかに感じるほど加速の出足が鋭い。
さらに高速走行時は、リアのばたつきも抑えられ、足はしなやかに変貌。聞けば「ダンバー内を流れるオイル量の特性を見直しました」ということで、前後方向の入力を抑え、ピッチング量は約20%も低減したのだという。見た目は変わらないが中身はハッキリ進歩していた。
CX-3 XDツーリングLパッケージ
全長☓全幅☓全高(mm) | 4275☓1765☓1550 |
ホイールベース(mm) | 2570 |
車重(kg) | 1300kg |
エンジン | 直4DOHCディーゼルターボ 1498cc |
最高出力(ps/rpm) | 105/4000 |
最大トルク(kgm/rpm) | 27.5/1600~2500 |
トランスミッション | 6MT |
JC08モード燃費(km/L) | 23.4 |
価格 | 302万4000円 |
エコカー減税(取得/重量) | 免税/免税 |
★クリーンディーゼル補助金は最大16万円