ホンダの主力モデルはどうなるのか。まずステップワゴンの動向だが、昨年5月にフルモデルチェンジしたものの、ライバルのノア&ヴォクシーに大きく水をあけられ、末期モデルのセレナともあまり差がない不人気ぶり。この打開策として年内にも1.5LHVを設定する。
屋台骨のフィットは今年9月にフロントマスクを一新、次のフルモデルチェンジは18年秋。さらに進化した1.5LHVと新開発の1L3気筒ターボを搭載する。この1L3気筒ターボエンジンは1.5L並の性能を発揮しながら、現行ハイブリッド車並の低燃費を実現する。1.5LHVは、現行の36.4km/Lから40.0km/Lオーバーを目指して開発を進めているはず。
販売好調なヴェゼルだが、この2月25日にも1.5LターボとHVのRSを追加設定し、17年のビッグマイナーチェンジを経た後、18年末にフルモデルチェンジする予定。
CR-Vは今年末にはフルモデルチェンジ。パワートレインはアコードと同じ2Lの2モーターHVが移植され、PHVも用意される。
最後にCR-Zの動向。次期CR-Zのプラットフォームは新型シビックシリーズと共通となり、ショートホイールベース化。パワートレインは1.5Lエンジン+7速DCTのハイブリッドが検討されており、トップモデルとしてシビックタイプRの2L直4ターボも搭載するという情報も入ってきている。
このほかトヨタプリウスのようなハイブリッド専用モデルの開発も進めており、今後の動向から目が離せない。