トヨタはG’sモデルを純然たるカタログモデルとしてシリーズ化していく方針なのだという。
現状G’sはアクア、ハリアー、プリウスα、ヴィッツ、アルファード/ヴェルファイア、マークXなどに設定されているが、これらは全て登録上は「改造車」の扱いで、メーカーから廃車後、各販売店で登録時に車検場に持ち込み登録をする必要がある。ユーザー側には何のデメリットもないのだが(車種によってはエコカー減税から外れる場合があり、これはデメリットだが)、販売店側は書類のみで登録業務が可能な通常のカタログモデルに対し、車検場まで現車を持っていく必要があり、審査にも時間がかかる。特にG’sモデルの販売台数が多いアクアなどでは大きな負担になっているという。
このため、今後G’sモデルの型式認定を取得した上で正式なカタログモデルとしてラインアップに加える方針なのだ。これに際しモデル名の変更も検討中だが、具体的にどうなるかは判明していない。
こうした話はさておき、ノア/ヴォクシーに続くG’sモデルとして計画されているのがシエンタだ。販売的にも人気が継続中で、よりスポーティーなG’sを求める声も多いのだという。デビューは早くとも今年冬以降となりそうだが、基本的な方向性は他のG’sモデル同様で、シャシーチューニングを強化してハンドリング性能を高めるとともに、エクステリアの変更など、となるだろう。