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災害で車中泊をする場合のお役立ちアイテム

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九州、熊本・大分エリアで4月14日から始まった連続した巨大地震は、震度7の大きな揺れが二夜連続し、さらに大きな余震が数多く発生するという過去に例を見ない極めて特殊な地震災害になりました。

また、指定された避難所が二連続の大きな揺れによっていくつも倒壊してしまった結果、避難所に入れない住民が数多く車中泊によって避難生活を過ごしていました。自宅が倒壊しなかった住民も、度重なる余震によち、屋内に留まる恐怖から逃れるために車中泊を選び、被災地の避難所周辺や空き地には無数の車が溢れるような事態になっています。

過去にも新潟・中越地震など、余震が長く続いたために車中泊が増えた地震災害はありますが、今回は倒壊した家屋も多く、避難所不足のせいもあり、過去の災害の中でも最大規模の「車中泊避難」が行われていると思われます。

避難所というものは決して環境の良いものではありません。通常はエアコンもなく、硬い床の上に寝なければならない場合もあり、自分の使用できるスペースはせいぜい畳一畳程度。プライバシーはなく、場所によっては廊下や玄関ホールにまで人が溢れ、耐えられないという人も多いはず。

それに比べ、車中泊は車種によって差はあるものの、自分と家族だけの一定のスペースが確保され、エアコンを使うことも可能。比べてみれば車中に泊まった方が楽、という人も多いはずです。さらに寝袋やマット、LEDランタン、陽射しを隠すシェードなどを用意しておけば、より快適な車中泊が可能になります。車内は電源がとれるので、AC/DC変換プラグを用意しておけばパソコンやスマートフォンなどの電源にも困りません。他人のいびきになどに煩わされることもなく快適な夜を過ごすことも可能でしょう。

ただし車の駐車場に水や食料を配布に来てくれるわけではないので、自ら一定時間に配給場所に赴く必要があること、トイレなどに通うのも大変、などというデメリットもあるので、大きな避難所など、生活に必要な施設のある駐車場のスペースを確保できないと苦労します。

もし車で避難できずに、過酷な避難所の環境に臨むなら、アイマスクや耳栓を用意して、感染症を防ぐためのマスクや消毒用のウエットティッシュなどを含め、生活に必要なものをコンパクトにまとめた「非常用持ち出し袋」を必ず、日頃から用意しておく必要があります。

災害に備えるために用意したいアイテム

  • 飲料水(500mlペットボトル2本)
  • 非常食(菓子類・ゼリー状の食品)3日分
  • 医薬品(消毒薬、三角巾、マスク、胃薬、解熱薬など)1週間分
  • 簡易食器セット(家族分・プラスチック製)
  • 衣類(防寒具)
  • アイマスク、耳栓(災害時の避難所は眠れない・体を休めるために必須)
  • 懐中電灯、電池(手巻き式がいい)
  • 携帯ラジオ(手巻き式、携帯充電器との一体型がいい)
  • 携帯電話・スマートフォン・充電器・予備バッテリー
  • 現金(十円玉も)数千円~2万円位を個人で判断(千円札、硬貨含む)
  • ろうそく・マッチ・ライター
  • ロープ
  • ビニールシート
  • 雨具(雨合羽)
  • 軍手・革手袋
  • ナイフ、はさみ
  • タオル(大小)
  • 洗面道具(旅行用で可)
  • ウェットティッシュ(携帯用のものを数パック)
  • ビニール袋(大小3~4枚)半透明・黒色・保存用袋数枚
  • 風呂敷
  • ガムテープ(紙でなく布)
  • 筆記具(油性マジック、ボールペン)
  • お薬手帳(投薬履歴を書いたもの、病院管轄の薬局で配布される)
  • 貴重品(財布、印鑑、通帳など枕元に別途まとめて避難所に持ち出す)
  • ヘルメット、防災ずきんなど(小さなお子さんがいる家庭では必須)

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