2013年、ヴィッツをベースにターボの架装、専用チューニングの足回りなどを与えられて登場した「ヴィッツGRMNターボ」。
200台限定で発売され、そのスポーティな走りが高く評価されたが、そのモデルが「GRMN2」となって再登場する。
このモデルはトヨタのWRC参戦を記念して制作されるもので、ボディは欧州仕様の3ドアがベース。
ラリー参戦記念ということで、迫力あるワイドボディをまとっての登場が期待されたが、全幅はノーマルと変わらず1695mmとなった。
とはいえGRMNの名で登場するだけに、ブレース類の追加やスポット打点の追加など、ボディは徹底的に補強され、足回りもショック、スプリングとも専用品に換装。ブレーキにも変更の手が入り、スポーツ走行時の大きな入力をがっちりと受け止める。
欧州仕様の3ドアがベースとはいうものの、外観デザインはノーマルとの差が少なめということで、おとなしい印象を持つかもしれないが、注目はパワートレーン。
前作のGRMNターボは152ps/21.0kgmの1.5Lターボに5速MTの組み合わせだったが、今回のGRMN2は1.8Lの2ZRエンジン+スーパーチャージャーを搭載する。
この組み合わせは英国製ライトウェイトスポーツの雄、ロータスエリーゼSと同じであり、当選出力も同じ、220ps/25.4kgmとなる。
組み合わされるミッションも6速MTに進化し、走りの実力、楽しさは前作を大きく凌駕していることが、この事実からだけでも容易に想像できる。
気になるのは、このヴィッツGRMN2がいつ登場するのか、ということだろうが、販売開始は秋くらいになる見込みだ。予想価格は350万円前後で、販売台数は前作GRMNターボ同様、200台の限定販売となるだろう。
黒基調にシルバーの差し色が入れられるなど、内装にも手が入ったスペシャルモデルとして登場するヴィッツGRMN2。気になる人は今後の動向に注目だ。
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ヴィッツGRMN2主要諸元
全長☓全幅☓全高(mm) | 3935☓1695☓1490 |
車両重量(kg) | 1070 |
エンジン | 直4 1.8L DOHC+ スーパーチャージャー |
最高出力(ps) | 220 |
最大トルク(kgm) | 25.4 |
トランスミッション | 6速AT |
予想価格 | 350万円 |