2017年から2020年の今後4年間に登場する注目モデルの7台をご紹介。
具体的には、日産セレナe-POWER、ホンダステップワゴンハイブリッド、日産キューブ後継車、三菱デリカD:5、日産エルグランド、トヨタエスティマ、トヨタアルファード/ヴェルファイアの7車。
日産がトヨタのハイブリッドミニバン勢からシェアを奪うべく、e-POWERをセレナとシエンタ&フリード対抗ミニバンに投入する点に注目したい。
日産はエルグランドの次期モデルも検討中と言われる。直4、2.5Lハイブリッドにスーパーチャージャーを装着するという斬新なパワートレーンは最高出力250psを発生、燃費は2L NAなみというから16~17km/L前後は走りそうだ。
三菱ではデリカD:5に期待。ジュネーブショーで発表されたエクリプス クロスの2.2Lクリーンディーゼル+8速ATが採用され、アンチハイブリッド派の支持を集めそうだ。
そしてトヨタからはエスティマとアルファード/ヴェルファイアの大物が2020年に登場。TNGAを取り入れ新型2.5Lハイブリッドと同じくPHVが採用されるはずで、走りも居住性も安全性も2020年基準と呼ばれるようになるだろう。
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2017年~2020年に登場するミニバン一覧
日産セレナe-POWER 2017年6月誕生(追加モデル、1.2L e-POWER)
ノートe-POWERに搭載されるモーターとインバーターはリーフのものだが、e-NV200にも同じものを採用。つまりミニバンのセレナに搭載されても不足はないということ。注目はJC08モードで30km/Lオーバーになるかだ。
ホンダステップワゴンハイブリッド 2017年10月誕生(追加モデル、1.5Lハイブリッド)
ステップワゴンハイブリッドはオデッセイハイブリッドと同じ2Lのスポーツハイブリッドと言われていたが、価格を抑え4WDへの展開を考えるとフリードと同じ1.5Lハイブリッドになるという情報が有力だ。セレナが1.2Le-POWERと言うのも理由のひとつかも。
日産キューブ後継車 2018年夏(新型モデル)
勢いに乗る日産は国内販売を活性化させるために、プチバンを開発中。シエンタやフリードをライバルとするコンパクトミニバンで後継車がないとされるキューブの名前で登場するかもしれない。パワートレーンはe-POWERとコンビの直列4気筒1.5Lだろう。
三菱デリカD:5 2018年秋(フルモデルチェンジ、2.2Lディーゼル)
デリカD:5は発売から丸十年がたったが、根強い人気を誇り、フルモデルチェンジが待たれている。新型は大きくリファインさせた2.2LターボディーゼルとアイシンAW製の8ATを組み合わせた力強い走りが自慢。発売まで時間があるが、待つ甲斐はありそうだ。
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日産エルグランド 2019年春(フルモデルチェンジ)
2010年の誕生以来フルモデルチェンジされていないが、日産ディーラーとしては収益性の高い高級ミニバンが欲しいところ。
2Lのe-POWERに加えて、4気筒2.5Lハイブリッドにスーパーチャージャーを組み合わせた新ユニットの可能性もある。すでにムラーノハイブリッドに採用されており、走りのミニバン復活を期待したい。
トヨタエスティマ 2020年春(フルモデルチェンジ、2.5Lハイブリッド)
斬新なフォルムに生まれ変わるエスティマはパワートレーンも新鮮。次期カムリに採用される新型2.5Lハイブリッドと同じくPHVを採用する可能性が高い。PHVのミニバンとなればロングドライブの経済性も高まり人気となること必至だ。
トヨタアルファード/ヴェルファイア 2020年夏(フルモデルチェンジ)
エスティマは未来的すぎるという方にはこちら。アクの強さを残しながら洗練度を増したフロントマスクに注目。パワートレーンはエスティマと同じ新型2.5LハイブリッドとPHV、そして2Lターボ&8ATのラインアップも考えられる。