新型シビックシリーズはこの先苦戦かも
ホンダが7月27日に発表、9月29日に発売する新型シビックシリーズ(4ドアセダン、5ドアハッチバック、タイプR)は販売で苦戦の可能性が指摘されています。
販売店向けに策定した資料には月販間計画が1500台と提示されています。
しかし、首都圏の有力販売店筋によると「立ち上がり時だとこの程度は新型車効果で達成できるだろうが、半年もすれば1000台を割り込み、その後は徐々に頭打ちになるだろう」とコメントしています。
理由は主に2つありそうです。
一つは現行シリーズがかつての様なコンパクトサイズではなく、ミディアムクラスに上級シフトし、割高な価格設定になっていることです。シビックのイメージとはかけ離れているのです。
もう一つは、5ドアハッチバックとタイプRはイギリス製の輸入モデルと言うことです。輸入モデルだと、供給体制に課題があり、台数を稼ぐのは難しいと言った見方です。現に滑り出しの受注ピッチはいまひとつの状況です。
- 9月29日に発売される新型シビックシリーズ。月販目標は1500台だが、販売店では最初は新車効果で売れても「その後は厳しそう」と考えている模様。
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11月にオデッセイをビッグマイナーチェンジ
ホンダは、11月にも最上級ミニバンのオデッセーをビッグマイナーチェンジする予定です。内外装のデザイン変更、使い勝手、走行性の向上などが主な改良点となります。
フロントマスクは9月下旬にマイナーチェンジするステップワゴンスパーダのように、バンパーまで切れ込んだ押出の良い大型グリルを採用します。
また、安心パッケージ「ホンダセンシング」の標準装備車拡大で安全対策をさらに強化します。
ただし、今回JC08モード燃費の改善はなく、走行性の向上に向けた小幅改良にとどまる見通しです。
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9月下旬に発売する改良型ステップワゴン&ハイブリッド車の予約受注がスタート
ホンダは9月21日発表、22日発売でマイナーチェンジ&ハイブリッド車を新設定するステップワゴンの価格を決め、事前予約の受付をスタートさせました。
スパーダに設定するハイブリッド車の価格は、最上級FF車の場合。
- G EXホンダセンシング:355万9680円
- G:335万160円
- B:330万4080円
ガソリン車のスパーダに比べると約40万円高になっています。ちなみに、ライバルのヴォクシーZSハイブリッドより10万円程度割高の設定です。
マイナーチェンジする新モデルでは、シリーズ全体の約半分をハイブリッド車で占める販売計画を策定していて、9月29日から本格的な登録業務を進める考えです。
新しい標準タイプの価格
- B:228万8520円
- Bホンダセンシング:245万5920円
- G:254万160円
- Gホンダセンシング:266万1120円
- G EXホンダセンシング:286万2000円
- スパーダ:273万1320円
- スパーダホンダセンシング:285万2280円
- スパーダクールスピリットホンダセンシング:305万1000円
4WD車は25万9200~35万8560円高です。
なお、ハイブリッド車のJC08モード燃費は24km/L、来年から実施となる新モードでは19km/Lです。