XVには、昨年11月に行われた改良ですでにアイサイトver3 の搭載や、ステアリングギア比15.5:1から14.0:1への変更(前述2点はガソリンモデルのみ)、さらにはサスペンションセッティングの最適化などが先行して投入されている。
今回の大幅改良では、ヘッドランプ内のコの字の発光部を延長し寺ホワイトバルブ化、さらにフロントグリルの形状変更、フロントバンパーにはL字型クロームメッキアクセントを採用するなど、よりスポーティなデザインへと変更している。
先進安全装備が充実
そして、先進安全装備では、アイサイトの前方検知にくわえ、レーザーシステムで後側方を検知するスバルリアビークルディテクション(後側方警戒支援機能)をメーカーオプションで設定、さらにサイドエアバッグやカーテンエアバッグはXV全車に標準装備となり、全方向の安全をサポートしてくれる。
高速周回路とハンドリング路で試乗したが、乗り心地はフォレスターと同じく、バルブの構造やオイルを変更し、初期の動き出しを改善、微小な振動も吸収できるように改良されたダンパーなどのお陰で、上質な印象を受けた。また、ステアリングギア比を変更、WRXのクロスメンバーを流用することで向上させた剛性の高さとの相乗効果で、以前のモデルと比較してハンドリング性能や操舵応答性などが大幅に向上、運転がより楽しい車になっていた。
XV/XVハイブリッド大幅改良のポイント
●フロントマスク、ガソリン車に17インチアルミホイールのデザインを採用。ボディカラーを変更
●インテリアの質感向上や、ガソリン車はオレンジ、ハイブリッド車はシルバーのステッチを施してキャラクターを強調したシートデザインの採用
●スバルリアビークルディテクションなど、アドバンスドセイフティーパッケージをメーカー装着オプションに設定
●SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンエアバッグを全車標準装備
XV主要諸元
グレード | 2.0i-L EyeSight |
全長☓全幅☓全高(mm) | 4450☓1780☓1550 |
ホイールベース(mm) | 2640 |
車重(kg) | 1410 |
エンジン | 2L、フラット4(NA) |
最高出力(ps/rpm) | 150/6200 |
最大トルク(kgm/rpm) | 20.0/4200 |
トランスミッション | リニアトロニック |
サスペンション(F/R) | ストラット/ダブルウィッシュボーン |
タイヤサイズ(F/R) | 225/55R17 |
JC08モード燃費(km/L) | 16.2 |
エコカー減税(取得税/重量税) | 40%/25% |
価格 | 275万4000円 |
XV:2.0i:228万9000円、2.0i EyeSight:239万7600円
XV HYBRID:2.0i:257万400円、2.0i EyeSight:267万8400円、
2.0i-L EyeSight:286万2000円