ランクルプラドに搭載された新開発直4、2.8Lクリーンディーゼル。これを簡潔に解説していこう。
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Q、なぜ尿素システムなの?
A、日本や欧州の高品質軽油であれば後処理なしでのグリーン化も可能だが、このエンジンは発展途上国など世界中に販売され、低品質の軽油でも確実に作動できるようにしたため、先進国では尿素システムでクリーン化対応したのである。
Q、では耐久性は
A、耐久上最大のネックとなるのがタービン軸受の焼き付きだが、最低品質のエンジンオイルを50万km無交換で使用した状態でテスト。通常の2万3000rpmをはるかに上回る30000rpmで連続稼働させて100万kmの耐久性を実現している。
Q、何が新技術なの?
A、エンジンの効率化とはつまり熱損失の低減。燃焼エネルギーを外に漏らさないためにピストン頭頂部に70ミクロンの薄いシリカの被膜を形成することで燃焼時の熱を逃がさないようにしている。また、吸気時にはシリンダー内が低温の方が大量に空気を吸えるので、放熱性の良さも両立させているのがポイント。これにより最大約30%冷却損失を低減している。
Q、燃焼技術のポイントは?
A、吸気ボードの形状を工夫することで燃焼室内にスワールを発生させて燃焼効率を高める技術が一般的だが、これは吸気時の抵抗=ポンピングロスとなる。このエンジンではあえて強いスワールを作らず、ストレスなく吸気することで吸気量を約11%高めている。220Mpaの超高圧インジェクターにより、効率よく燃料噴射する事でスワールが小さくても効率のいい燃焼を実現しているのだ。
Q、プラド以外の搭載車は?
A、現状日本国内ではプラドに搭載されるのみだが、2.4L版と共に南米や中近東、北欧など世界156の国、地域で年間100万台規模で販売される従来のKD型のリプレイスエンジンとして、今後世界各国に展開される予定なのだ。ちなみにプラドでは177ps/45.9kgmを発揮し、JC08モード燃費は11.8km/Lとなっている。
1GD-FTVエンジンのスペック
・形式:直列4気筒DOHC
・ボア☓ストローク:92.0☓103.6mm
・総排気量:2754cc
・圧縮比:15.6
・最高出力:177ps/3400rpm
・最大トルク:45.9kgm/1600~2400rpm