初めてのポルシェとして考えた場合、やはりその筆頭にあげたいのは04~12年まで生産された先代の987型ボクスターだ。価格的に言えば、それ以前の986型初代ボクスターは100万円以下から買える。しかし、きちんとメンテナンスされた個体が少なく、購入後のことを考えるとあまりお勧めできないのだ。
04年~05年モデルはボクスターが245ps/27.5kgmの2.7L、ボクスターSが280ps/32.6kgmの3.2L。06年~08年までは可変バルブタイミング機構と可変バルブリフト機構を合わせたバリオカムプラスが付き、ボクスター2.7Lが245ps/27.8kgm、ボクスターSが3.2Lから3.4Lになり、295ps/34.7kgmを発生。09~12年モデルの後期モデルはティプトロニックATから7速PDKに変更され、ボクスターが2.9Lの255ps/29.6kgm、ボクスターSが310ps/36.7kgmに向上している。
その中でも一押しは04~08年までの前期モデル。200万台前半から300万円台前半で狙えるからだ。
相場とウィークポイント
987ボクスターは05~06年の初期モデルは200万台前半が多く、08年モデルは200万円台中盤から300万円台中盤まであります。ボクスターSはボクスターよりも20万~30万円高いです。’09年以降の後期モデルは300万円台後半~400万円台なので、おすすめはやはり前期型です。
MTは走りこんでいる車が多いです。水回り系のセンサーやウォーターポンプの故障も見られますが基本的には大きなウィークポイントはないと思います。