スポンサーリンク

ポルシェに4発(FLAT4)復活!ポルシェ718ボクスター

記事内に広告が含まれています。

極寒のカナダイエローナイフで同乗試乗

●ポルシェが秘密裏に行っている、次期ボクスターの厳寒テストの同行取材のレポートを紹介します。

場所はカナダのイエローナイフ。ヨーロッパから近い北欧にも厳寒の候補地はあるが、オーロラ見物で知られるこの地をテストの場に選んだ理由は、ここでは12月から3月にかけてマイナス20度という極低温状態が安定して続くため、テストには最適だといわれるからだ。

次期ボクスターのエクステリアは大きく変わっていないようだが、よく観察すると新形状のフェンダーやエアインテークを持つサイドパネル、リアスポイラーなど全体的に力強さを増している。

インテリアも素材の質や仕上げが改善された。また918スパイダーに由来するGTタイプのステアリングホイールがオプションで用意され、さらに911にも採用されたSRB(スポーツレスポンスボタン)が備わった。

予想よりも暖かいマイナス11度のなか、テストチームは慣れた手つきでウィンドウに張り付いた氷を落とすと、ホテルの裏にある目立たない駐車場を後に郊外のテストルートへ向かった。

「この状況も一般ドライバーの通勤状態をシミュレートしています。ヒーターやデフロスター、シートヒーターの効き具合もチェックしています。スポーツカーであるポルシェも快適性は無視できませんから」とテストドライバーの一人は説明する。

ニューボクスターは既に15年秋に登場したニュー911(991バージョンⅡ)と同様にダウンサイジング+ターボへと舵を切る。現行ボクスターは265ps/280Nm(28.6kgm)の2.7L、ボクスターSは3.4Lの315ps/360Nm(36.6kgm)。現時点では911バージョンⅡのエンジンをベースに2気筒を切り落とした4気筒ボクサーエンジンを搭載するということが分かっている。標準モデルは2Lシングルターボで最高出力300ps、最高最大トルク35.7kgm(350Nm)あたりになるようだ。

より高性能なSバージョンはボアアップにより排気量か2.4Lあるいは2.5Lとされ最高出力は360ps、最大トルクは40.8kgm(400Nm)以上になると予想されている。また、こちらの大型ターボには911ターボと同様にVTG(バリアブル・タービン・ジオメトリー)が採用されるとも言われている。

パッケージングは最も苦労したようで、ボクスター/ケイマンのパワートレイン担当であるマティアス・ホーフシュテッターは次のように語る。

「ターボチャージャーは、6気筒で進行方向前方の2気筒があった場所に配置しています。インタークーラーのレイアウトにも苦労しました。車両進行方向左側のエアインテークから導かれたエアで冷やされたクーラーを水冷式のインタークーラーに導き、ここで過給されて高温になったインテークエアを50度程度に下げるのです。我々はこれを低温インタークーラーと呼んでいます」

また振動対策にも注力している。

「フラット4は元々バランスが良いのですが、6気筒並のスムースさを実現するため、4箇所にアクティブ・エンジン・マウントを採用しました。これはかな効果がありました」

そして燃費性能についても「現行モデル(タイプ981)に対して100km走行あたり、およそ1Lは改善しています」と胸を張る。

テスト中に助手席からレブカウンターに目をやると、2Lフラット4ターボは7400rpmのレッドゾーンまでストレスなくスムーズに回っていた。また、4気筒らしからぬ力強いバリトン・サウンドを奏でていた。

新型ボクスターは、ターボ関係の補機類追加などにより、車両重量が1400kg程度に増加するが、最高速度は標準モデルでも280km/h以上で、0→100km/h加速は標準モデルで5.5秒、Sバージョンでは5秒フラットになる見込み。0→200km加速はそれぞれ20秒と16秒になる模様だ。

また、助手席で観察した限りでは2Lでもパワーは十分あり、7速PDKまたは6速MTを介した走りに不足感はまったくない。ターボラグもまったく気にならない。スムースネスやサウンドについても、納得できる仕上がりであった。

ところで、マーケティング面もニューボクスターは大きな転換期を迎える。まずモデルは「718ボクスター」または「718ボクスターS」となり、当然ながらリアのバッジも変更される。「718」とは、伝説のミッドシップレーサー「550スパイダー」をベースに1957年に誕生したレーシングカーに由来する称号である。

そして次期モデルからボクスターの車両価格はケイマンより高くなるといわれている。一般的にはクーペよりロードスターが高いが、これまでボクスター/ケイマンでは逆転していた。今後はこの戦略を顧客に納得してもらうために、ボクスターのパフォーマンスをケイマンより高くするなど細工をしてくるだろう。

なお、ニューボクスターは16年3月に開催されるジュネーブモーターショーで公開され、日本での発売は6月が予定されている。

718ボクスター予想スペック

全長☓全幅☓全高(mm) 4380☓1800☓1280
車重(kg) 1315~1400
エンジン スタンダード/2Lフラット4ターボ
S/2.4L~2.5Lフラット4VTGターボ
最高出力/
最大トルク(ps/kgm)
スタンダード:300/35.7
S:360/40.8
最高速度(km/h) スタンダード:270以上
S:280以上
0→100km/h(秒) スタンダード:5.5以下
S:5以下

新車導入で、買い替えますよね。旧型の大幅値引きを狙うのもありますし。それで、値引きと同じくらい重要なのが下取り価格なんですが、ディーラー下取りよりお得なのが一括査定。特にデータを入力するだけで営業電話が来る前に概略価格が分かるかんたん車査定ガイドです。30万円高く売れたら浮いたお金でオプション追加できますよ!

概略価格がスグわかる→>>かんたん車査定ガイドなら高く売れます!<<

●外車、高く売れます!→外車王 輸入車・外車査定

【コーヒーブレイク】

新車を買う時、値引きと同じくらい重要なのが下取り価格。
いくら値引きを頑張っても、下取り価格が安ければ、何にもなりません。
特に、7年落ちになると、ディーラーでの査定価格はほぼゼロです。

しかし、中古車販売店での査定価格は違います。
車種によっては驚くほど高価に買い取ってくれる場合があります。
そんなこと、ディーラーは百も承知ですが、業界のルールとして7年落ちはゼロ査定なんです。車種によっては30万円以上の差が出るというのに・・・

だから、事前にネットで査定しておくべきです!
ナビクル車査定ならたった45秒の無料査定です。
これをやるかやらないかで30万円変わると思うと。。。

▼ここをクリック▼

ナビクル車査定

 

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

ポルシェ
新車情報comをフォローする
タイトルとURLをコピーしました