4月1日に横浜の日産グローバル本社で2017年モデルGT-Rがお披露目された際、NISMOについては「現在開発中」とされていたのだが、5月27日、24時間レースが開催されているドイツ、ニュルブルクリンクでGT-R NISMOの2017モデルが正式に発表された。
グリルやエンジンフードの形状が変更され、フロントマスクは標準モデルに準じたデザインに変更されている。カナード形状のバンパー下部リップスポイラーは波を打ったような形状となっているのが特徴的。フロントバンパーがCFRP製となっているのは2014モデルと同様だ。
エンジンについては2014モデルから大きな変更は加えられていないようで、欧州仕様として最高出力600ps/6800rpm、最大トルク66.5kgm/3600~5600rpmと発表された。
標準モデルはボディ剛性を大幅に向上させているが、これをベースに開発されたNISMOはさらにサスペンションチューニングをブラッシュアップし、これまで以上のハンドリング性能を手に入れているとのことだ。
- ボディサイドから見るとカナード形状に変更されたフロントリップスポイラーからサイドシル下部→リアバンパー下部へとつながるスポイラー形状が変更されていることがよくわかる。インテリアはセンターパネルがCFRP製となるなど、NISMO専用。
- エクステリアデザインは標準車2017モデルに準じた変更が加えられている。全長は4690mmで20mm短くなる。
- インテリアも標準車に準じた変更が加えられる。センターコンソールはCFRP製。シートはレカロ製のカーボンバケットシートを採用する。
- フロントリップスポイラーはカナード形状を採用し、強力なダウンフォースを発生する。サスペンションは「Bilstain Damp Toronic」により車両情報をフィードバックした高度な電子制御。