アイシン製の6AT採用で走りにキレが生まれた!
シトロエンDS3改め、DS3となった新型はDSがプレミアムブランドとして独立したことで、エクステリアも中身も大きく変わった。
グリル中央のエンブレムは当然、シトロエンからDSに変更され、DS LED VISIONの場合、バイキセノンのヘッドライトとLEDランプが組み合わされ、デイライトの機能も持ち、宝石が光るようにきらびやかな印象。DSの特徴であるフローティングルーフは、遠目からも印象的で、存在感を放つ。
3ドアモデルは日本で人気がないが、ここまで他車との違いをアピールできるなら、3ドアであることはデメリットではないかもしれない。
実際にリアの居住性はレッグスペースにおいて、ライバルに劣るものではない。ライバルに劣るどころか、勝るのが動力性能。直3、1.2L DOHCターボとアイシン製の6ATが組み合わされた事で、シングルクラッチだったシトロエン時代とはまるで違う、スムーズで、レスポンスの良い加速を見せる。
インターナショナルエンジンオブザイヤーに輝くエンジンが、その本領を見せたという印象で、コーナリング時の懐の深い乗り味も、DSならではといったところだ。274万円と値は張るが、所有した際の満足度は高いはず。
DS3シリーズにはスポーツシックと名付けられた1.6L4気筒DOHCターボ+6MTモデルもラインアップされ、最高出力165psとホットな走りを見せ、299万円とプライスを抑えているのでこちらにも注目だ。
DS 3 Chic LED VISIONパッケージ
全長☓全幅☓全高(mm) | 3965☓1715☓1455 |
ホイールベース(mm) | 2455 |
車両重量(kg) | 1170 |
エンジン | 直4DOHCターボ |
排気量(cc) | 1199 |
最高出力(ps/rpm) | 110/5500 |
最大トルク(kgm/rpm) | 20.9/1500 |
サスペンション | ストラット/トーションビーム |
JC08モード燃費(km/L) | 19.8 |
価格 | 274万円 |