Toyota Gazoo Racingラリーチャレンジなどを開催し、ラリーの振興に力を入れているトヨタは、99年末の撤退以来、18年ぶりとなるWRCの舞台に戻ってくることを昨年始めに発表している。
WRカーのベースとなるのは、コンパクトカーのヤリス(日本名:ヴィッツ)。現在開発が進められているが、その陣頭指揮をとっているのはWRC通算24勝、ランエボで4年連続ドライバーズチャンピオンを獲得した経験のあるトミ・マキネンだ。
開発は、マキネンが拠点を置くフィンランドで行われており、来年の参戦に向けて活動を行っている。
先日、テストが行われたが、17年仕様のマシンはFIAのレギュレーション変更を受けて、今までメディアに登場していたものよりもワイドボディになり、バンパー、リアウイングなどが形状変更されるなど、空力も大幅に見直されていた。
今年後半には深、マシン&ドライバーの発表があると思われるので注目だ。
さらにトヨタのWRC復帰を前に、メガウェブではトヨペットクラウンの時代からラリーに参戦していた、トヨタの歴史がわかるイベント「トヨタWRC参戦の系譜2017年新たな挑戦へ」が開催されている。
モデルカー協力による年代ごとのミニカー展示や、幻のラリーカーであるMR2(222D)や歴代セリカWRカーの実車なども展示されているので、ぜひ足を運んでみてもらいたい。