10月から12月までの3ヶ月間にトヨタの新型戦略モデル3車種が投入されます。これらのうち、プリウスPHVとC-HRの2モデルについては、今後のセールスプロモートのスケジュールについての動きが販売店筋に通達されていますが、もうひとつの新型コンパクトトールワゴンについては、7月末現在いっさい流れていません。
理由は「開発しているのは子会社のダイハツ工業でトヨタにOEM供給する形を取るため」であるようです。
トヨタ系列店にとってはパッソや軽自動車のようにトヨタブランドであるものの、ダイハツ製モデルを売るだけだから、あまりセールスプロモートに力を入れる必要はない、といった考え方をしているのでしょう。
ただメーカーのダイハツ工業やトヨタ系列店にとっては重要な戦略モデルであることは間違いありません。
コンセプトは背の高いコンパクトタイプで両側スライドドア付車であり、対向モデルは「スズキソリオ」となります。ベースはリッターカーの「パッソ/ブーン」であり、当然トヨタ、ダイハツ両ブランドを設定します。エンジンは新開発の1Lダウンサイジングターボです。
トヨタブランドはトヨタ全系列店扱いで月販八千台規模を目指す見込みです。今のところ11月中旬の発表、発売が有力。対抗するスズキはほぼ同じ頃、ソリオに1.2Lストロングハイブリッド車を追加する方向で開発を進めており、こちらの動きもどうなるか興味深いです。