売れ筋モデルの新型からリアルスポーツまで。NSX登場でスポーツ路線回帰が見られるホンダだが、新型N-BOXの投入など売れ筋モデルにも力を入れる。
好調な販売を見せるフリードの一方で、苦戦を続けているステップワゴンだが、2017年のマイナーチェンジでついにハイブリッド投入。一気に巻き返しを図る。
17年にはもうひとつ大きな動きがある。人気ナンバーワン軽自動車、N-BOXのフルモデルチェンジだ。基本的にキープコンセプトながら、細部のブラッシュアップで、さらなる魅力を獲得する。
スポーツモデル好きにとっての注目は、何と言っても新型S2000だ。モーターに頼らずエンジンのみで駆動するため、硬派なファンにはたまらないモデルとなるだろう。
NEW N-BOX デビュー時期2017年2月
広い室内空間はさらに広く。燃費性能も引き上げられて登場。
現行型デビューから6年目となる2017年、N-BOXが新型に生まれ変わる。既に定評のある室内空間は、各パーツのレイアウトの工夫により、さらに拡大。
軽自動車最大の居住空間となる模様。一方ライバルと比較して弱点だった燃費も、当然引き上げが図られる。
目標燃費は30.0km/Lで、これでもスズキの現行スペーシア(32.0km/L)にはおよばないが、評価の高いデザインや価格設定、ライバルを凌ぐ居住空間で、十分以上の競争力を確保する。
ステップワゴン(MC) デビュー時期2017年7月
イメージの良いハイブリッド投入で大逆転を狙う
ステップワゴン苦戦の原因に、ハイブリッドの不在が言われているが、2017年のビックマイナーチェンジでついにハイブリッドが投入される。
フリードが採用する1.5Lエンジンをベースとしたもので、燃費も20km/Lを大きく超えてくるはずだ。
S2000 デビュー時期2018年
ミニNSXとも言うべきミドシップマシン。搭載するは310ps発生の直4、2Lターボ
初代S2000はFRだったが、新型はシビックタイプRに採用されたK20C型2Lターボエンジンをミドに搭載。
まさにボクスター/ケイマンクラスのスポーツモデルとなる。310ps/40.8kgmだったK20C型エンジンの出力は、S2000では350pS/42.0kgmあたりまで引き上げられるという話もある。