定評のWINTER MAXXの氷雪性能をさらにグンと引き上げた意欲作!
サイズラインアップ:135/80R 83Q~245/40R19 94Q(全92サイズ)
WINTER MAXX 02のここがポイント
- より進化した「超密着ナノフィットゴム」を採用し、低温の凍結路面でもトレッドゴムを柔軟に保つしっかりと密着する。
- 新開発「MAXXグリップパターン」採用で圧雪路グリップがさらに高まる。
- 抜けにくい新開発軟化剤を採用し、効きが長持ちする。
215/60R16 95Q DUNLOP ダンロップ WINTER MAXX 0… |
WINTER MAXX02はどんなタイヤ?
ダンロップスタッドレスタイヤを革新的に進化させた「WINTER MAXX」が登場したのが2012年のことだったので、すでに4シーズンが経過した。
特に低温下でも柔軟性を失わない「ナノフィットゴム」の採用により氷上ブレーキ性能を11%高めるとともに、1.5倍ライフ性能を向上させるなど、総合性能の高さで高い評価を得た。
「ライフ性能が伸びたことで、今度は経年劣化による氷雪路性能の低下が露見してきたのです」とダンロップタイヤ開発陣は言う。
つまり、これまで例えば3シーズンで摩耗限界に達していたスタッドレスタイヤが、耐摩耗性が向上したことで、もう1シーズン使えるようになったことで、ゴムの経年劣化による氷雪路性能低下が目立つようになった、ということである。
そこで新商品の「02」ではナノフィットゴムをさらに進化させ、よりしなやかに氷雪路面に密着させる技術を投入。バイオマス技術から開発された新しい軟化剤を配合。経年後もしなやかさが維持されるという。
またトレッドパターンを新開発されている。ランド比をアップさせることで氷上性能を高め、エッジ成分を増量することで雪中剪断性能を高めている。
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WINTER MAXX02、乗ってどう?
試乗当日は早朝からのプラス気温。整備された氷盤路にはうっすらと水膜が張っており、スタッドレスタイヤの試乗には最悪のコンディションである。
ダンロップの自信の表れは、このコンディション下で旧来品との比較試乗を敢行したことで感じた。しかも試乗車はFRのベンツC180。
結論から言うと、特に圧雪路でのハンドリング性能に大いなる進化を実感した。雪道では接地感を確認しながら走るわけだが、操舵に対し初動の反応が優れており、「よし確実にグリップしているな」と安心感がより高まった。
わざとテールをスライドさせるような走りをしてもアクセルコントロールでグリップ力をコントロールできる幅が広がっているので、より積極的に走ることができるのだ。
これは水膜の浮いた氷上試験路でも同様で、滑り出しリアタイヤをアクセルを絞ることで「止める」のがよりたやすくなっていることで横グリップの高さを実感した。
氷上での走りを比較すると、4%の登坂試験路でトラコンONでの発進を試みた際、新商品の方が明確にトラコンの介入頻度が少なく、発進が容易だった。これは10%の圧雪路面登坂路でも同様だった。
- WINTER MAXXは従来から圧雪路性能の高さでも定評があったが、02に進化して、より横グリップが高まるなどの進化が見られる。
- トレッドコンパウンドの材料配合は柔軟性を保つしなやか成分がポリマーと結合し、経年による「抜け」を抑制することが出来、ロングライフ化に繋がってると言う。