メルセデス・ベンツBクラス 316万~505万円
メルセデスが「ニュー・ジェネレーション・コンパクトカーズ」と呼ぶFFベースモデルで最初に登場したBクラス。
見た目のバランス感がちょっと微妙な気もするが、プレミアムブランドでは数少ないスペースユーティリティ志向のコンパクトカーであり、後席の住居空間や荷室はサイズの割に広く、それでいて走りは軽快だ。
ひとつ上の「B180スポーツ」とは実に約80万円の価格差がある。
- 実用性の高いCセグメントカーで、ファミリーカーとして使える広さを持つBクラス。
おすすめグレード B180 316万円 値引き目標額16万円
- 全長4400☓全幅1785☓全高1545mm
- ホイールベース2700mm
- 車重1450kg
- エンジン:直4、1.6L DOHCターボ
- 最高出力122ps
- 最大トルク20.4kgm
- トランスミッション:7速DCT
- JC08モード燃費17.3km/L
- エコカー減税:自動車重量税25%、自動車取得税40%
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メルセデス・ベンツAクラス 298万~720万円
3代目となる現行型は過去2世代とは異なり、Bクラスとの差別化を図るべく、Bクラスの弟分的な性格からガラリと変わった。
ただし、ありきたりな5ドアハッチにとどまらず、室内の広さには多少は目をつむってでも、スポーティでスペシャルティ感のある車に仕立てられている。
そのAクラスのエントリーモデルは、装備を厳選し、メルセデスで唯一、300万円を切る価格を実現。
おすすめグレード A180スタイル 298万円 値引き目標額15万円
- 全長4300☓全幅1780☓全高1435mm
- ホイールベース2700mm
- 車重1430kg
- エンジン:直4、1.6L DOHCターボ
- 最高出力122ps
- 最大トルク20.4kgm
- トランスミッション7速DCT
- JC08モード燃費17.8km/L
- エコカー減税:自動車重量税50%、自動車取得税60%
BMW1シリーズ 298万~578万円
このサイズながらFRらしい素直でバランスの良いハンドリングと、BMWらしい上質な乗り味を併せ持つ。
クラス唯一の後輪駆動という絶大な価値は未だ不変。後席や荷室の狭さが指摘されがちだが、実用上は大きな問題ない。
118iにはごく短期間、1.6L4気筒ターボが搭載されたが、昨年夏にMINI用の1.5L3気筒ターボに換装。あまり3気筒っぽさを感じさせないフィールで好印象。
おすすめグレード118i 311万円 値引き目標額18万円
- 全長4340☓全幅1765☓全高1440mm
- ホイールベース2690mm
- 車重1430kg
- エンジン:直3、1.5L DOHCターボ
- 最高出力136ps
- 最大トルク22.4kgm
- トランスミッション8速AT
- JC08モード燃費18.1km/L
- エコカー減税:自動車重量税50%、自動車取得税60%
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VWポロ 199万9000~337万9000円
現行型は2009年の登場ながら進化し続けていて、依然として世界の第一線にあるBセグの世界標準車。
一体感のある走りや、広くはなくても十分に使える室内空間、充実した安全装備など、あらゆる面でそつない仕上がりを誇る。
下にさらに200万円を切る「トレンドライン」もあるが、現実的な選択肢は「コンフォートライン」以上。上級の「ブルーGT」でも300万円を切る価格設定だ。
おすすめグレード TSIコンフォートライン 226万9000円 値引き目標額13万円
- 全長3995☓全幅1685☓全高1460mm
- ホイールベース2470mm
- 車重1130kg
- エンジン:直4、1.2L DOHCターボ
- 最高出力90ps
- 最大トルク16.3kgm
- トランスミッション7速DCT
- JC08モード燃費22.2km/L
- エコカー減税:自動車重量税50%、自動車取得税60%
VWゴルフ 249万9000~549万9000円
新世代プラットフォーム「MQB」を最初に採用した7代目ゴルフ。クラスをリードする上質な走りや、充実した装備類など、Cセグの世界標準と言われる所以は実車に触れるとひしひしと感じる。
ただし、「コンフォートライン」以下はエンジンが1.2Lでリアサスがビーム式。そこにこだわる人は1.4Lでマルチリンクになる約50万円高の「ハイライン」を選ぶべし。
おすすめグレード TSIコンフォートライン 280万9000円 値引き目標額19万円
- 全長4265☓全幅1800☓全高1480mm
- ホイールベース2635mm
- 車重1240kg
- エンジン:直4、1.2L DOHCターボ
- 最高出力105ps
- 最大トルク17.8kgm
- トランスミッション:7速DCT
- JC08モード燃費21.0km/L
- エコカー減税:自動車重量税50%、自動車取得税60%
VWゴルフトゥーラン 284万7000~397万4000円
パッと見の印象があまり変わっていないのだが、今年のはじめに実に12年ぶりにモデルチェンジしたばかり。もちろんMQBを採用したゴルフⅦがベース。
まさしく正常進化して、ちょっと上級移行した感じ。2列目には3人分の独立したシートを備えており、このサイズながら3列目までしっかり座れるパッケージングの巧みさも光る。ワインディングでの爽快な走りはミニバンの既成概念を覆すほどだ。
おすすめグレード TSIコンフォートライン 317万円 値引き目標額24万円
- 全長4535☓全幅1830☓全高1660mm
- ホイールベース2785mm
- 車重1560kg
- エンジン:直4、1.4L DOHCターボ
- 最高出力150ps
- 最大トルク25.5kgm
- トランスミッション:7速DCT
- JC08モード燃費18.5km/L
- エコカー減税:自動車重量税75%、自動車取得税80%
CITROEN DS3 259万~304万円
この4月にDSがブランドとして独立してリフレッシュ。希少な3ドアのコンパクトハッチバックは、宙に浮いているように見えるルーフや太いサイドピラー、色使いなどを最大55パターンから選べるビークルパーソナリゼーションが特徴。
カブリオは高速走行中でも任意にトップを開閉できて3通りのルーフスタイルが楽しめるのが魅力。1.2L3気筒ターボのシックでも動力性能は十分だ。
おすすめグレード カブリオシック 304万円 値引き目標額20万円
- 全長3965☓全幅1715☓全高1460mm
- ホイールベース2455mm
- 車重1200kg
- エンジン:直3、1.2L DOHCターボ
- 最高出力110ps
- 最大トルク20.9kgm
- トランスミッション6速AT
- JC08モード燃費19.8km/L
PEUGEOT208 199万~368万600円
前身の207ほど個性的な外観ではなくなったが、208のほうが女性ウケは上々とか。昨年秋に、1.2L3気筒ターボエンジンと最新の6速ATという組み合わせとなり、一気に走りが良くなった。
ラグジュアリーグレードの「アリュール」も、この価格帯で変えてしまうほどコスパも高い。しなやかながら芯のある走り味が好印象。最初からこうだったら、208のイメージも違っていたかも。
おすすめグレード アリュール5ドア 237万円 値引き目標額19万円
- 全長3975☓全幅1740☓全高1470mm
- ホイールベース2540mm
- 車重1040kg
- エンジン:直3、1.2L DOHCターボ
- 最高出力110ps
- 最大トルク20.9kgm
- トランスミッション6速AT
- JC08モード燃費18.2km/L
PEUGEOT308 279万~436万円
この価格で買えるベストモデルではないかと思える完成度の高さ。さすがは欧州COTYに輝いただけのことはある。
室内の広さはクラストップ。しなやかな足まわりはまさしくプジョー味。ツルンとしたインパネも印象的だ。
1.6LエンジンとATの組み合わせによる走りも至ってスムーズ。「GTライン」はスポーティでなルックスと充実した装備が魅力。非常に買い得感が高い。
- 308はゴルフがライバルとなるプジョーの中心モデル。
おすすめグレード GTライン 314万円 値引き目標額21万円
- 全長4260☓全幅1805☓全高1470mm
- ホイールベース2620mm
- 車重1290kg
- エンジン:直3、1.2L DOHCターボ
- 最高出力130ps
- 最大トルク23.5kgm
- トランスミッション6速AT
- JC08モード燃費18.1km/L
RENAULTルーテシア 208万~329万5000円
ユニークなスタイリングの評判も上々のルーテシアは、さすがは欧州ベストセラー、これならCセグでなくてもイイと思わせるほどの完成度を誇る。
その上、RSはシャシーの仕上がりも素晴らしく、日産とのBプラットフォームもやればここまでできるのかと感心せずにはいられないほど。
1.6L4気筒ターボが生む220psのパワーをフルに引き出す優れたトラクション性能にも感銘を受ける。
- R・Sとはルノー・スポールのこと。220psのパワーユニットとチェーンされた足まわりが売りだ。
おすすめグレード RSシャシースポール 307万5000円 値引き目標額26万円
- 全長4105☓全幅1750☓全高14535mm
- ホイールベース2600mm
- 車重1280kg
- エンジン:直4、1.6L DOHCターボ
- 最高出力200ps
- 最大トルク24.5kgm
RENAULTメガーヌ 249万~396万円
「RS」のなはつかないものの、こちらもルノースポールが手がけたスペシャル版で、RS用の2Lターボエンジンの出力を220psに抑えて6速MTを組み合わせている。もともとエステートのみだったところ、のちにハッチバックも加わった。
現行型は2008年の登場であり、まもなくモデルチェンジを迎えるが、こうした魅力的なモデルが存在することを覚えておくべし。この内容でこの価格は快挙だ。
- GT220は2Lターボエンジンを搭載して走りが一段、レベルアップしているモデルだ。
おすすめグレード GT220 317万9000円 値引き目標額27万円
- 全長4325☓全幅1810☓全高1460mm
- ホイールベース2640mm
- 車重1380kg
- エンジン:直4、2L DOHCターボ
- 最高出力220ps
- 最大トルク34.7kgm
RENAULTトゥインゴ 189万~199万円
御存知の通りスマート・フォーフォーと姉妹車だが、けっこういろいろ違って面白い。エンジンはターボのみの設定で、キャンバストップ仕様が選べるのが最大の違い。
デザインやカラーコーディネートは女性向けという雰囲気。ガラス部分のみが開閉するハッチバックは使いやすい。RRかつDCTゆえ、走りにはやや癖があるが、それもこの車の持ち味ということで許せてしまう。
おすすめグレード インテンス 189万円 値引き目標額16万円
- 全長3620☓全幅1650☓全高1545mm
- ホイールベース2490mm
- 車重1010kg
- エンジン:直3、0.9L DOHCターボ
- 最高出力90ps
- 最大トルク13.8kgm
- JC08モード燃費21.7km/L
ABARTH500 286万2000~845万6400円
御存知の通り、もとは愛らしいチンクをベースに高性能エンジンを搭載するとともに、内外装や足回りをスポーティに仕立てた、リアルチョロQのような車。
性能により「500」、「595」、「695」があるが、500なら十分に予算内。シーケンシャルシフトだけでなくMTも選べる。
ドライブフィールは、まさしくサソリのエンブレムがそれを象徴するかのように、いたって痛快で刺激的だ。
- ベーシックなフィアット500とは違い、135psの1.4Lターボ搭載した走り屋仕様。
おすすめグレード 標準 302万4000円 値引き目標額25万円
- 全長3655☓全幅1625☓全高1515mm
- ホイールベース2300mm
- 車重1110kg
- エンジン:直4、1.4L DOHCターボ
- 最高出力135ps
- 最大トルク18.4kgm
- JC08モード燃費14.9km/L
FIAT 500X 286万2000~334万8000円
チンクを大柄にしたようなデザインで、車名にも「500」と付くが、中身は別物。GMとの共同開発によるスモールプラットフォームがベースで、SUVテイストを加えたルックスの4WD車も選べる。
エンジンは1.4Lマルチエアのみで、2WDは6速DCT、4WDには9速ATが組み合わされる。ドライブフォームもキビキビとしたチンクとは別物で、サイズのわりにも落ち着いた印象に仕上がっている。
- 500の名前は付いているものの500とは中身は別物。500Xはトゥインゴとベースが共通だ。
おすすめグレード ポップスタープラス 307万8000円 値引き目標額27万円
- 全長4250☓全幅1795☓全高1610mm
- ホイールベース2570mm
- 車重1380kg
- エンジン:直4、1.4L DOHCターボ
- 最高出力140ps
- 最大トルク23.5kgm
- JC08モード燃費15.0km/L
MINI MINI 226万~483万円
ディーゼルのラインアップに積極的なMINIでは、このほど新たにハッチバックのMINIにもディーゼルを用意した。
搭載されるのは、すでに発売されているクロスオーバーのディーゼルとは異なる新世代のもので、至ってスムーズで振動が小さい。
ドライバビリティも格段に向上している。いきなり販売比率は急上昇というのも納得だ。「クーパーD」は1.5L3気筒。ただし、MTの設定はない。
- 日本でも大人気のMINI。2016年春からディーゼルモデルが導入され、だたいま大注目!
おすすめグレード クーパーD 300万円 値引き目標額24万円
- 全長3835☓全幅1725☓全高1430mm
- ホイールベース2495mm
- 車重1230kg
- エンジン:直4、1.6L DOHCターボ
- 最高出力116ps
- 最大トルク27.5kgm
- JC08モード燃費23.9km/L
MINIクロスオーバー 275万~477万円
MINIをSUVテイストに仕立てたモデルで、MINI初の3ナンバー車でもある。2011年春に発売、2014年秋にマイナーチェンジ。
ディーゼルも選べるが、コミコミ350万円で買えるというと、1.6Lガソリン自然吸気エンジンを積む中堅の「クーパー」までなら手が届く。後席の居住性や荷室の広さは5ドアハッチのMINIよりも優れるので、実用性を求める人へ。
おすすめグレード クーパー(6AT) 321万円 値引き目標額25万円
- 全長4105☓全幅1790☓全高1550mm
- ホイールベース2595mm
- 車重1330kg
- エンジン:直4、1.6L DOHCターボ
- 最高出力98ps
- 最大トルク16.3kgm
- JC08モード燃費14.0km/L
AUDI A1 249万~349万円
アウディのエントリーモデルのエントリーグレード。基本骨格はVWポロとの共通性が高い。1L3気筒ターボエンジンは、音として3気筒っぽいが、加速は一人前で不満なし。
アウディらしくインテリアのクオリティはそこそこ高いものの、ツルシではカーナビやオートエアコン、アドバンストキーなどの装備が付かないので、実際に購入する際は、それなりにオプションを選ぶ必要がある。
- A1にはHBモデルとスポーツバックモデルが用意されている。価格は20万円
おすすめグレード スポーツバック1.0TFSI 269万円 値引き目標額21万円
- 全長3985☓全幅1740☓全高1425mm
- ホイールベース2465mm
- 車重1120kg
- エンジン:直3、1L DOHCターボ
- 最高出力95ps
- 最大トルク16.3kgm
- JC08モード燃費22.9km/L
JEEPコンパス 307万8000~356万4000円
実は10年選手なのだが、日本に導入されたのは2012年から。遠くから見ると一瞬グランドチェロキーかと思うようなスタイリングになったときのことだ。
約200万円も高い車と見間違えるという意味では、買い得感は高いといえるかも?2WDのエントリーモデル「4☓2」なら、300万円ほどの価格。軽快な乗り味の都会派SUVである。間もなくモデルチェンジの予定。
JEEPラインアップの中でもライト級のモデル。2Lモデルは4WDではなくFFモデル。
おすすめグレード スポーツ4☓2 307万8000円 値引き目標額26万円
- 全長4475☓全幅1810☓全高1665mm
- ホイールベース2635mm
- 車重1440kg
- エンジン:直4、2L DOHC
- 最高出力156ps
- 最大トルク19.4kgm
- JC08モード燃費10.5km/L
SMARTフォーツー 201万~248万円
3世代目を迎えたフォーツーは、まず自然吸気エンジン車が約1年前から日本に導入されていたが、遅いと不評だったところ、このほど待望のターボが追加されてよかった。
ショートホイールベースでRRの駆動方式、DCTなどにより走りにはひと癖あるが、歴代モデルに比べるとずいぶん普通に乗れるようになった。マットリミテッドは文字通りマットカラーとした2色各40台、計80台限定。
- 4人乗りのフォーフォーもあるが、街中での使い勝手はフォーツーの方が一枚上手だ。
おすすめグレード ターボマットリミテッド 241万円 値引き目標額19万円
- 全長2760☓全幅1665☓全高1545mm
- ホイールベース1875mm
- 車重960kg
- エンジン:直3、1L DOHCターボ
- 最高出力90ps
- 最大トルク13.8kgm
- JC08モード燃費23.1km/L
- エコカー減税:自動車重量税40%、自動車取得税25%